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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

作務の一日 

2018/02/26
Mon. 23:30

風呂のカランは壊れたままだが、2~3日ほど良い天気が続いて万善寺暮らしも少し楽になった。何箇所か気になるところもあって、そのあたりの確認もしたいから久しぶりに夜を寺で過ごすことにした。
屋外の水道は一度凍らせてしまって心配したが、お湯をかけたりエアキャップで囲ったりして養生してしばらくしたら運良く奇跡的にパイプの凍結が緩んで復活した。それから1ヶ月以上蛇口を緩めて水を少しずつ流し続けていたのだが、そろそろ水を止めてもいいだろうと判断した。昼間はそれで良いが、夜になるといまだに氷点下まで気温が下がるから、まだ当分は気が抜けない。
灯油のストックが外の倉庫にしまってあって、降り積もった雪に塞がれてそこまで行くことが出来ないでいた。今年は冷え込みがきつくて雪が解けないまま氷のように固まってスコップの歯が立たなかったが、やっと今になって倉庫までのルートが確保できたので、庫裏の方へポリ容器を運び込んだ。これで春までの暖房は安心だ。
本堂東側に豊川稲荷の分社があって、その前にある一対の灯籠が屋根からのユキズリに押されて傾いてしまった。そのままにしておいたら雪が溶けて支えが無くなるとドミノの如く倒れてしまうから、古タイヤを積み上げたりして応急の倒れ止めにした。
昔、客殿で使っていた別棟は、前住職夫婦が高齢になってから庫裏で要らなくなったものを次々にと運び込んでアッという間に物置にしてしまった。しまい込むのもいいが、其処から運び出すには人力しか方法が無いので「それは後になって困るからヤメてくれ!」と再三に渡って頼み込んだが聞いてもらえないままだった。この冬にその別棟へ引いていた電線が庫裏の屋根からのユキズリで分断されて軒先からぶら下がったままになった。ブレーカーをチェックしてナントカならないか慎重につついてみたが素人には危険だと判断して、春を待つことにした。
もう長い間使っていた電気炬燵の電熱器が動かなくなった。炬燵は部屋の数ほどストックがあるから1基くらい処分しても大勢に影響ないのだが、その炬燵櫓のサイズが一人暮らしのテーブル代わりに重宝した絶妙の大きさだったものだから、どうも捨てるに忍びなくて板の間の隅へ片付けたままひと冬が過ぎようとしていた時、ホームセンターでたまたま取り換え用の電熱器だけ売っているのをみつけて「コレだ!!」と思った。もう少し値段が安かったら即買っていたのだが、本体の炬燵櫓込みの一式を新品で買うのと大差ない金額で躊躇した。それからも、なんとなく諦めきれないのでAmazonをチェックしたら、半額以下の安い電熱器があったので迷わずポチッとしておいたら、今日それが届いた。早速取り付けようと試したら、サイズが上手く合わないことがわかった。少し落ち着いて良い方法を考えたのだが、結局、本体の櫓フレームを削り落とすことが一番と結論が出た。それから夕方日が暮れるまで、ひたすら木彫用の丸ノミを叩き続けた。掘り下げた面を平らに整えて電熱器をセッティングして試運転したら、昔ながらの石英管赤外線がほんのりと赤く光はじめて正常に稼働することが確認できた。
寺の管理修繕も大事な作務と云えることだが、アチコチくたびれた年代物ばかりをダマシダマシ使いまわしてとりあえずの日常を保全出来るのもそろそろネタが尽きた気もする。
飯南高原には、宗派を越えて20ヵ寺ほどの寺院があるが、万善寺はその中でも一・二を争うほどのボロ寺になりつつある。まぁ、大災害か大地震でも無い限り、現住職(ボクのことです)の在職中に倒壊することもないだろうけどネ・・・

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