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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

アレはアレ!コレはコレ! 

2018/03/12
Mon. 23:34

強風と大雪で断裂したまま軒先にぶら下がっていた別棟の電気配線は周辺の雪が溶けて動きやすくなったので、近所の内線工事業者さんへ修繕依頼して、今度の寒波被害の復旧に目処が付いた。
風呂のカランの方は、まだなんの連絡も入ってこないままそろそろ1ヶ月になろうとしている。水道関係の業者さんも小さな町に1つ有るか無いかの店舗数で地域一帯に広がるこの冬の凍結被害復旧作業をこなすのもおおごとなことだろう。
屋根の雪に押されて固まったままピクリとも動かなかった建具が、先週くらいから少しずつ動くようになって、今になってやっとガタピシながらも今までどおり日常の生活に苦労しない程度に戻った。
山の斜面に面した北側は、まだ雪が溶けないまま残っている。今度の大雪で瓦がずれているかもしれないし、その確認もしておかなければいけないが、今はまだ少し早い。お彼岸前の大掃除にあわせてそれをしようと思っている。
除雪作業で酷使した膝が夜になって疼き始める。布団の中へ手持ちのヴァイブレータを持ち込んでブルブルと膝周りをマッサージすると、次第に温もって血行も良くなるのかしばらくは痛みも消えてそのうち寝てしまっている。お彼岸までには膝の具合をなんとか少しでも良くしておこうと思うが、墓掃除や倒れたままの灯籠の復旧もあって、無理な気がする。
彫刻の方は、お檀家さんの土地に植わっていた栗の木を切り倒したのがあって、それを材料でもらうことになっている。あまり大きな木ではないが、近くには今どき栗の木を扱っている材木屋など無いし、チップ工場で雑木の山から探し出すのも大仕事だから、お経の合間の世間話でそれこそ呪文のように「アノ木が欲しい、コノ木が欲しい・・」とささやいていると、時々それがヒットしてそれなりの情報が入ってくる。今度の栗の木もその一つで、彫刻に使えなければストーブの薪になるし、いずれにしても野ざらしで腐らせるよりはいい。

3月も、アッという間に月半ばが近づいた。
年度末の書類作成をしながら化学着色を続けている小さな彫刻が、少しずつそれなりの錆色になり始めたので、展示するときの効果を確認するために吉田家へ持って帰った。
今度の彫刻は、いちおう「彫刻!」と言ってはいるが、どちらかといえばインテリアクラフトに近いところに位置している。今の美術館は公共とか私設とか関係なく、作家の作品展示にやたらと厳しい規制がかかる。美術館サイドの管理運営を優先した規制が過ぎて、作家の表現の自由が無視される傾向にある。昔は、相手の事情に出来るだけ順応しようと努力しながら制作を続けていたこともあったが、そういうことのストレスが自分の彫刻の造形感というかコンセプトに悪影響を及ぼすことがわかってきて、それからは、とにかく自分で自分に「アレはアレ!コレはコレ!」と言い聞かせて時と場所を使い分けながら大小の彫刻を造るようになった。だから、本当に造りたいモノを造ろうと決めるときは、自分の許容できる発表展示の環境を用意して、それから周辺事情を調整しながら交渉を進めることにしている。こんどの小さな彫刻は、どちらかといえば、少し遠慮もあるが自分のワガママ優先で造りたいモノを造った。銀座のアノ画廊は、まだそういう類の彫刻を受け入れてくれる許容があると信じている。

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