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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀座の彫刻展 

2018/03/25
Sun. 23:59

結界君を同級生のカーディーラー君に預けて、ワイフの車に乗り換えて出雲へ向かった。
スズキの代理店へダイハツを預けることになって、「ダイハツなんだけど・・・?」と聞いたら、「ぜぇ〜んぜん大丈夫よぉ〜!!」と云ってくれた。
田舎の自動車屋さんは、メーカーがドォーのコォーの云っていたら商売にならないし、周囲は高齢者がほとんどだから、とにかく、相手の希望をそのまま飲みこんで最善を尽くす商売をすることが「生き残りには大事なことになるのだろう・・・」と、勝手に一人納得して、結界君を託した次第。

出雲市の駅前を夕方に出発して、新宿バスタへは翌日の朝に到着する高速バスへ乗り込んだ。すでに彫刻は島根から一緒に出品する彫刻家に預けていて、自分は肩掛けのバッグひとつの軽装。「あなた、荷物それだけ?スペイン行ったときのトランクドォ〜したのよ?」などと、ワイフが頓珍漢なことを急に云い始めた。チョット1週間ほど展覧会の受付で出かけるだけで、海外旅行並の大げさな荷物もいらないだろうに・・・
東京では、キーポンの部屋へ居候する。
新宿バスタへ着いてから彼女に連絡したら、まだもうしばらく部屋にいると云うから、「それじゃぁ、荷物少し軽くさせて・・」と彼女の承諾を得て急いでJRへ乗った。

少し身軽になって、銀座の画廊へ着いたのはオープンの少し前だった。すでに、何人か出品の彫刻家が集まっていて、展示台の微調整をしてくれていた。
私は、自分の彫刻の最終仕上げに取り掛かった。
今回出品した彫刻は、植物を植え込むことにした。
1週間の展覧会受付を引き受けているのも、出品者のみんなへ吉田が恩を売ろうとしているわけでもなんでもなくて、ようするに、自分の彫刻の生物のメンテナンスが大事だからそれのためなのです。

植栽の植物は、彫刻を制作するよりずっと長く考えて、それなりに悩んだ。
簡単な彫刻のメモに、色々なタイプの植物を描き加えてみたが、イメージが一回りすると、だいたい同じようなところへ落ち着くので、そのイメージに近いかたち(植物)を探して花屋さんをあるいて回ったりし始めたのは、ちょうど1月に入って2度めの強力寒波が島根上空へ降りてきた頃だった。
万善寺の周囲は一面見渡す限り雪だらけだから、境内の端っこの雑草の中からそれらしき植物をヒョイと簡単に採取できるわけでもないし、色々情報を収集してペットショップの猫草へたどり着いたのが2月の節分の頃。「立春大吉」の御札を配ったり発送したりするついでに猫草の種を仕入れて栽培を始めた。芽が出てノビてそれなりの全貌が整って、ピークを過ぎて黄色く枯れ倒れるまでの一連の経過を確認し、それを2回ほど繰り返してデータのベースにして、それから彫刻の本体を造った。植栽の構造を見えないところで工夫して、出品の梱包ギリギリまでその猫草で全体のフォルムを確認しながら、万善寺の雪解けを待って、お彼岸法要が終わって母親の一周忌が終わって梱包の準備を整えて、それから雪が溶けて下草が覗き始めた境内の端っこからリュウノヒゲを掘り起こした。
今、銀座で展示してある彫刻は約2ヶ月かけて、練りに練った渾身の力作である!

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