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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀くんデビュー 

2018/04/11
Wed. 23:53

石見銀山は、時々思い出したように小さな余震がある程度で落ち着いている。
ネコチャンズも少しずつ落ち着いて、チョロチョロと吉田家を彷徨く姿を見かけるようになってきた。それでも、いまだに彼等が何処に入り込んで身を隠しているのか見当がつかない。人間の自分でも、時折聞こえてくる地鳴りや、揺れが続くとあまり気持ちの良いものでないが、人類の数倍敏感な猫達にとっては恐怖のレベルも相当なものだろう。関東の知り合いからお見舞いの電話をいただいたときそのことを話したら、東北の震災の時に飼っているネコがそうなって、おびえている様子が痛々しかったそうだ。

通勤坊主で出かけようと土間へ降りたら、クロがどこかからやってきて「行かないでぇ〜〜」と訴えかけるように珍しく視線を合わせてきた。日頃はことごとく無愛想なのに、あぁいう目を見ると可愛げにみえて愛おしく思えてしまう。
銀山街道は、所々にヤマツツジが咲き始めた。黄色の菜の花も至る所で群生して4月に入って雪が降ったりして天候不順が続いているが、吉田の周辺では順当に春の変化が進んでいて、万善寺の境内では、水仙の蕾が緩みはじめた。

走行距離が20万kmを越えたあたりから急にアチコチの調子が悪くなってきた結界君をダマシダマシ乗っていたのだが、半年ほど前から一気に不具合が酷くなって、運転していても必死で頑張って走っている様子がヒシヒシと伝わってきていた。もうそろそろ限界かもしれないと、中古車をチェックしても結界くんと同タイプの車で条件の良いものが出てこないので年末ギリギリになって同級生のカーディーラーへ中古車の伝手がないか聞いてみたら、少し調べてみてくれたようだが良い返事が返ってこなかった。
同タイプの車は1年くらい前に大幅なモデルチェンジをしていて、それ以前のタイプは新古車も含めて在庫切れになったようだ。現在の生産ラインでは新しいタイプの車しか製造していないことがわかって、遂に中古車更新の手立てが絶えた。
せめて冬の間だけでもなんとか走ってくれと、とにかく慎重に丁寧に運転していたが、22万kmに達する間際でまた一段と調子が悪くなって、例のごとく今年の飯南高原は猛烈寒波が次々に襲来して万善寺で孤立している最中だし、もうどうしようもなくなってスズキ代理店の同級生君を頼ってダイハツのピックアップを探してもらうことにした。

坊主の吉田としては、バイク1台とあとはお檀家さんの送迎にすがればなんとか万善寺の住職を務めることは出来るが、彫刻家の吉田としては、とにかく何が何でも結界くんと同等の車がないと身動きできない。「あの車は特別仕様車で何時もすぐにあるわけでもないから・・」ということらしく、「3月にはなんとかなるだろうから」と約束してくれて、なんと、この歳になってほぼ30年ぶりで新車を購入することになった。彼はさすがにその道のプロで、慣れた感じでサクッとこなして3月末の銀座の彫刻展の最中に新車登録の全てを仕切ってくれた。

4月1日はクロの誕生日で、銀座の彫刻展搬出が終わってその日の朝に出雲市まで帰ってきて、それから新車引きとりを済ませて、つい2〜3日前に1000kmを越えた。ちょうどそのくらいで一度点検をしてくれるらしい。誕生日がクロと同じになった。さて、どっちが長生きしてくれるだろう?・・・その前にボクがお陀仏になるかも・・

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