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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

衣笠さんのこと 

2018/04/25
Wed. 23:58

月曜日の深夜というか火曜日の早朝というか・・・
雨の音とクロの夜回り徘徊で目が覚めて、しばらく寝付けなくなったのでiPadを引き寄せてウエブニュースを見ていたら、衣笠さんの訃報記事が目に入った。その時は、あまり具体的な情報はまだなかったから、そういうこともあってなかなかすぐには信じることができなかった。それで目が冴えて朝まで眠られないまま過ぎた。
衣笠さんには失礼かもしれないが、一度見たら忘れられない特徴的な顔だったから、広島カープがセリーグ最下位を爆走中から覚えて知っていた。もう昔のことだから記憶が前後して曖昧なところもあるが、確か、山本さんのほうが少しあとから広島カープへ入団されたようなきがする。広島カープがあまりに弱すぎるものだから、監督がコロコロ変わってとにかくなんとも不甲斐ない負け方をすることばかりだったが、何故か巨人戦になるとそれがあの弱いばかりの同じ球団かと疑ってしまうほど粘り強い野球になって、ワクワクしながら白黒テレビを見ていた覚えがある。

眠れないままあの頃のことを少しずつ思い出していた。
実を言うと、野球はそれ程好きなわけでもない。理由は幾つかあって、たとえば、島根県の田舎でいると、大人も子供も自分の周辺の90%はジャイアンツファンばかりだったということ。子供ながらに、広島はすぐ隣の県なのにどうして近所の球団を応援しないのだろうと不思議に思った。だから、学校での男子の会話も野球のことはジャイアンツのことばかりでそれがとにかく自分には面白くもなんとも無かった。本格的というわけでもないが、あまりストレス無く野球情報が入るようになったのは、上京してからあとのことだった。アルバイトの先にはスポーツ新聞が常設してあって、絶え間なく連日の野球情報が入ってくるから、その活字を通して試合の状況を想像していた。それでも、周囲は圧倒的にジャイアンツファンが多かったから、隠れカープファンの吉田は実に居心地が悪いまま何年も過ぎた。
あれは、ワイフとも知り合って、そろそろ将来のことも真剣に決めなければいけないと思い始めた頃だったと思う。山本さんや衣笠さんを中心に広島カープの選手たちの役割が少しずつ噛み合って、高橋さんがよく走り、福士さんがよく投げ、それから津田さん川口さん北別府さん大野さんやそれに金田さんとか山根さんとか・・・まぁ、とにかくみんな凄い選手で、江夏さんまで加わったりしてもう、広島カープが大変なことになっていった。

とにかく、衣笠さんは私の好きな野球人であった。訃報のあとに色々な情報で知ったことだが、彼は部類の洋楽好きだったということだ。ジャズとかブルースとか最近ではブルーノ・マーズまでよく聴いていらしたようだ。そういうことがわかってよけいに好きになった。それに、ボク的には彼が生涯監督をしなかったことの潔さが好きだ。
吉田は、いつの頃からか石見銀山では鉄人と呼ばれてもう30年近くなる。たぶん、鉄で彫刻を造っているからそれと繋がったのかもしれないが、自分としては鉄人衣笠さんのことが頭の隅に記憶されているから、なんとも恥ずかしく嬉しくもあって、そういうこともあって、メールのアドレスに使わせてもらったりしているわけであります。
安西水丸さんとドッコイくらい衣笠さんはこれからも忘れられない人であり続けるはずです・・・合掌・・・

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