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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

フキの収穫 

2018/05/02
Wed. 23:41

出雲に用事があったので、石見銀山から出雲経由で万善寺へ向かった。
島根県大田市が震源地の地震があってからあと、万善寺と出雲市を結ぶ道が崖崩れで通行不能になった。その道は、私が昔からよく使っているルートで、途中には立久恵峡という絶景の観光地がある。他にも幾つか出雲までの抜け道はあるのだが、なんとなく自分はその道が好きだった。
情報通に聞くと、崖崩れはそれ程でもないが、山の斜面に巨大な岩が二つあって、この度と同等クラスの地震があったら、その二つの岩が崩れ落ちる可能性が大きいから、それを何とかして撤去するまで通行止めは解消されないだろうということだった。もう10年位前にもほとんど同じところで崖崩れがあって、延々と何年も片側通行が続いていて、それがやっと直ったばかりだった。久しぶりにストレス無く寺から出雲まで出かけることが出来ていたのに、また当分の間その道が使えなくなってしまって、自分としては結構なダメージで残念なことになってしまった。

出雲から斐伊川土手に沿って南下して、途中から国道54号へ合流して広島方面へ向う。
万善寺はその国道から少し入ったところにある。
ワイフは特に寺で用事があるわけでもないのだが、私の余裕のない様子を見ていて仏心なのか母性本能なのかよくわからないが、とにかく「付き合ってもいいよ♡!」と云ってくれて、遠回りの退屈な道中の気晴らしになってとても助かった。

雨続きで外仕事が出来ないでいた上に、晴れて良い天気の日は法事の仏事が入るなどして潰れるし、空模様との折り合いが上手くつかないまま日にちが過ぎる間に寺の周囲の草がどんどん大きくなっていく。
お昼過ぎに寺へついてから、さっそく草刈りを始めた。ワイフは、座敷の掃除をしてくれるようなことを云っていたが、付き合ってくれるだけでも助かっているから、「無理しなくてもいいよ、テレビでも見て休んで良いからね・・」と云っておいた。
途中から雨の勢いが強くなってきた。
本堂の東側にある菩提樹の若葉が少しずつ開き始めていて、その木の下には大きく育ったフキが立派な葉を広げている。草刈り機でなぎ倒すとすぐにその辺り一帯がきれいになるのだが、そうするとせっかくのフキが無駄になる。ちょうど都合よく寺にワイフもいるし、ひとまず草刈りをすませてフキの収穫をすることにした。
吉田家の家族2人だとそんなにたくさんの量は必要ないが、せっかくのことだし、隣近所へおすそわけしても良いかなと思いついて、わざわざ包丁をとりに庫裏へ戻って少し丁寧に見た目良く刈り入れをした。
「うわぁ〜、たくさん採れたねぇ〜!・・・立派、立派!」
ワイフがいつになく喜んでくれた。
いつの頃からだろうか?・・・気が付かない間に、フキとかタケノコとか、子供の頃は上手くともなんとも無くて、特に好んで食べたくもなかったようなモノが、最近は「欲しい!」とか「食べたい!」とか思うようになって、また、ワイフがつくってくれる煮物などが「美味しい!」し、歳とともに自分の味覚趣向も変わるものだと身をもって感じるようになってきた。

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