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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

鴨山窯 

2018/05/20
Sun. 23:54

島根県や隣の山口県あたりでは各所で作陶家や窯元の新作窯祭りが盛んに行われている。
ほぼ毎日通勤坊主で往復している銀山街道沿いにも作陶家の窯元があって、桃太郎旗が立っていた。

鴨山窯という窯元は湯抱温泉の入口にあって、確か、ご夫婦とも武蔵美の出身だったと思う。
私より若干年長だから、東京暮らしの10年間が重なっていたかどうか微妙なところだ。彼等の時代はまだ全国の大学で学生運動が盛んだった頃で、私が上京した頃はそれが少し落ち着いていた頃だった。それでも、どの大学も校内外には立て看板が林立していて、運動家の学生が拡声器を持って持論をぶち上げていたし、その周辺では取り巻きの学生たちがセッセとビラ配りをしていた。
私は、どちらかというとそういう政治活動には興味がない方でシラケた貧乏学生だったから毎日の食い扶持と制作の材料代を稼ぐバイトに明け暮れていた。

詳しく聞くこともないからよくわからないが、学生の頃はご夫婦とも絵画を専門に勉強されていたようだ。その後、結婚されて島根へ帰られてご主人は陶芸家に転向し奥さんは漫画家として独立された。
今は、ご主人の生家の母屋を陶芸の展示ギャラリーに改装されて、納屋の方で奥さんが漫画を描き続けていらっしゃる。

このところ、通勤坊主の時間帯が早朝と夕方になることが増えて、昔のように気軽に寄り道をしてお茶飲み話をすることが難しくなっていた。
母親が死んでからあとの慌ただしさもあって1年以上はご無沙汰していたはずなので、今年の各種御札もまだ渡していないはずで、そのことも気になっていたし、食器の新作も欲しかったから、半日ほど都合をつけてワイフを誘って久しぶりに寄ってみた。
丁度ご主人は窯焚きの真っ最中で、「あと15分ほどでネラシが終わるから・・・」ということだったので、制作工房の方を先に見させてもらった。例の島根の地震の時には、棚の器が落ちてきて若干の被害があったようだ。
工房から母屋の方へ行ったら、納屋の1階がギャラリーに改装してあった。2部屋に分かれていて、外から直接入れるようになっていて、入り口の部屋にはご主人の学生時代の絵画作品がビッシリと展示されてあった。今の陶芸作品のベースがその絵画から感じられる魅力的な展示になっていた。奥の部屋は奥さんの漫画の原画がたくさん展示してあった。これもなかなか素敵な作品で紙の白が上手に活かされた着彩が爽やかに感じた。

それから、美味しいコーヒーをご馳走になって、新作の食器を買った。
「最近は全然痩せなくなってしまって、チョット食べてもすぐに太るから、主人の造った食器に一人分ずつ分けて懐石盛りに変えたのよ。それを続けていたら痩せるようになってきたの♡!チョット面倒だけど、けっこう良いわよ・・・」
奥さんから仕入れたネタを、それからワイフが吉田家で引き継いで、夕食は懐石盛りになった。さて、いつまで続いてどれだけ効果があるか・・・楽しみだ。

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