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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

草刈りの日々 

2018/05/22
Tue. 23:22

墓納めの朝は気持ちよく晴れた。
あらかじめ石材屋さんと打ち合わせをしておいて、直接施主さんの墓地で待ち合わせることになった。
通勤坊主は1時間半ほど早く吉田家を出発した。

途中ですれ違う通勤の車列がいつもと少し違っていて、今朝は、猿の集団にも出会った。
最近、ほぼ毎日のように朝か夕方同じような場所で猿の群れを見る。春の子育ての真っ最中のようで、見かけるのはだいたい母子猿。少し大きくなった子供猿が厄介で、街道を挟んだ山岸と谷をチョロチョロ行ったり来たりして、その行動が予測しにくい。前の結界くんはもうかなりヨレヨレのくたびれた車だったから、少々猿を引っ掛けてもなんとも思わなかったが、今度の銀くんは、それでもまだ1ヶ月チョットの新車だから猿を跳ねるのも躊躇する。彼らも、毎日のことですれ違う車に慣れてしまっているからよけいに厄介だ。

墓地は、万善寺の墓地への参道がまだ楽に思えるほど急な斜面へ申し訳程度についている階段を最上段まで登りきったところにある。
足の不具合をいまだに引きずっているから、くるぶしの悪いところを中心にサポーターとテーピングを厳重にしておいた。愛用の杖を頼りに、約200段くらいのつづれおり階段を上がって、あらかじめ万善寺で用意しておいた五穀と切り餅を早逝だったご主人の墓前にお供えしてから、いつものように撥遣のお経を読んで、米と塩を墓地全体へ撒いて最後に、これも寺の井戸水を汲み置きしておいたもので洒水した。
今のように墓納めが増える前は、施主さんに必要なものを用意してもらって、自分は身軽にサクリと坊主の務めをこなすくらいで良かったが、施主さんのお参りも無いような墓納めが増えてくるとそうも言っていられないし、一式自分で用意して済ませたほうが面倒もなくて楽に思えるようになってきた。
先代の憲正さんに何度かお供した頃とは、ずいぶん様子が変わった。あの頃は、墓納めも一日仕事で、主だったご親族の参列があって最後は斎膳まで出て一杯が始まったりして、年回法事とドッコイくらいの一大イベントだった。

石材屋さんの作業へあとを引き継いで、杖を頼りにヨチヨチと坂を下りた。上半身は普通に何ともないが、下半身はこの急坂の登り降りがかなり辛かった。帰りは銀くんのクラッチを踏み込むのも難しいくらいだった。
草刈り機の消耗品パーツが壊れて使えなくなったので途中のホームセンターへ寄った。石見銀山では吉田家もあるし、工場の山岸も雑草が伸びているし、このところ毎日のように草刈り機を銀くんへ積み下ろしばかりしている。

じゅん君がおじいちゃんの誕生日でプレゼントした花が今は荒れ地になったおばあちゃんの畑の端できれいに咲いた。プレゼントした時は鉢植えだったが、知らない間に今の場所へ地植えされていた。毎年きれいに咲くし、気のせいか株が少しずつ大きくなっているようにも思う。草刈りする身としては邪魔でしょうがないが、大事な記念でもあるから、いつもそれなりに慎重に気をつけている。

IMG_6317.jpg

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