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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

万善寺植込根絶やし作戦失敗の巻 

2018/06/04
Mon. 23:01

3月末の母親の1周忌法事あたりから足の古傷がうずき始めて、それをかばいながら過ごしていたら下半身全体に不具合が連鎖して、そのうち腰が痛くなって車の運転もつらくなるまでになった。特に忙しいわけでもないが、だからといって暇なわけでもなく、1ヶ月前は真っ白だった宗門の手帳も少しずつ埋まって、結局1ヶ月が終わる頃には予定の空白が5日と無いほどに埋まってしまっている。そうこうするうちに、春が本格的になると翌月の予定も少しずつ埋まり始めて、今は6月の予定も連日埋まってきて、7月の書き込みが増えてき始めた。
1日のうちに、できるだけ休息の時間を増やすようにして、夜もすぐに寝るようにして、とにかく下半身をいたわりながら暮らしていたら、10日ほど前からほぼ普通に歩けるようになって、無理をしなければ1日中立ち動いていてもなんとか身体が耐えられるまでになってきた。

そういう状況で、自分の身体をダマシダマシ働いて、万善寺の北側だけを残してあとの周囲はだいたい一通りの手を入れて、それがやっと一巡した。梅雨へ入る前にできるだけやり残した整備の手を広げておかないと、せっかく刈り込んだ草木がまた一気に元気になって蘇る。夜寝るときとか、朝目が覚めたときとか、1日の予定を凡そシミュレーションしてみるのだが、気になるところがあまりにも多すぎて、どうもハッキリと決断できないままラビリンスの世界へ迷い込んでしまう。いつまでもこういう状態でいてもしょうがないから、せめて6月の万善寺大般若会までは雨の合間を縫って駐車場周辺の整備だけは完了させようと目標を立てたのが5月末のことだった。
本調子ではないものの、とにかく身体が普通に動くようになったことが良かったのだろう、気持ちのゆらぎも少しずつ安定してきて、今まで遅れて溜まっていたことをこれから一気に片付けてしまおうと、ひとまず迷いが消えて気合を入れ直した。

週も変わって、いつもの通勤坊主のあと、朝のまだ涼しいうちから万善寺駐車場の整備を始めた。
境内の石垣下の用水路脇へ母親が元気で若かった頃に挿し木したサツキが、その後大きな株になって年々整備の手が遠のいて伸び放題に荒れはじめ、それに蔦葛が巻き付いてはびこって収拾がつかない状態になっていたから、一気に根絶やしにして元の用水路土手へ復元しようと手を入れ始めたのが今から4・5年前だった。
途中までサツキを刈り込んだところで母親の「待った!」が入った。
せっかくアレほど大きく成長して土手を隠してくれている上に毎年きれいに花が咲いているのだし、わざわざ刈り込むことも無いだろう・・・と、母親の考えや思いが頑なで、現住職は前住職内室の気持ちを飲み込むしか無いまま作業を中断せざるをえなかった。
その母親の1周忌も過ぎたし、今年は本格的にサツキ刈り込み根絶やし作戦に取り掛かったのが花の終わった5月末だった。
ほぼ1週間してこんどはサツキ植え込み本体へチェンソーを導入して一気になぎ倒してしまおうと準備万端、エンジンを始動させたら、なんと、摩耗して劣化したバーの溝が開いてチェーンを噛み込んでクラッシュした。
その時、一瞬母親の怖い怒った顔が脳裏をかすめた。母親の怨念を見た気がした。

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