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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

差定配役 

2018/06/26
Tue. 23:18

今週末には同宗寺院の先住忌法要がある。
早いもので、現職のまま遷化されて1年が経つ。
その大和尚さまは、遷化の半月前に万善寺の憲正さん三回忌の法事で導師をしていただいた。
あの時は、まさかそれから1ヶ月も経たないで亡くなられるとは思ってもいなかった。焼香にも立たれ、香語も用意され、お経もいつもどおりおつとめになられた。斎膳でもお酒を飲まれ、終始にこやかに過ごしておられた。
1年後の今にして思うと、すでにその頃は病気も進んで体調不良が続いていたのだろう。それを周囲に悟らせないまま平然とされる姿を思い出すと、そこまでの精神力の強さや覚悟に驚くばかりだ。

一周忌の法要では、司会の配役を指名された。
私の膝が曲がらなくなってしまったので、正座や三拝などの所作が難しいだろうと配慮を頂いたことになる。
膝のことは、もう10年は前に「アレッ?なにかへんだぞ??」と思い当たることがあって、それをかばいながらそれまでと同じ日常を過ごしていたら、今から4年くらい前のことだっただろうか??・・・彫刻の制作中に些細なことで怪我をしてしまって、その怪我が膝の症状悪化を誘発してしまったことが、現在の状況の原因になってしまった。
10年前というと、ちょうど、それまでの彫刻のテーマを次につなげようと悩んでいた頃で、何度めかの個展も思いついていて、それで一気に制作の展開を決めてしまおうと、そのことばかり思いながら1年近く彫刻を引きずっている時期だった。
膝の不具合を無視して、数十kgの鉄材をほぼ人力で動かし続けていたことも、膝にとっては大きな負担になっていたのだろう。

いずれにしても、曹洞宗の方丈さま方の差定配役所作は、素晴らしくキリリと締まった振る舞いに終始するから、私のように正座もできない坊主は法要全体の流れを乱す不届き者であって、無理して表舞台へしゃしゃり出るような真似は慎むべきことである。何もしないわけにいかないし、あてがわれた配役を謹んで承って、現ご住職のお考えに即した。
いずれ、期日が近づいたら原稿をいただけるだろうから、それまでに自分で出来ることを少しずつまとめているところだ。司会と云っても、結婚式披露宴のようにベラベラと賑やかに場の盛り上がるようなおしゃべりを続けるわけにもいかないし、宗門には、司会専門といえるほどの立派でプロフェッショナルな方丈さまもたくさんいらっしゃるから、わたしにできることは、ほとんどなにもないに等しい。そこで、思いついたのが、レジュメのような解説をプリントしてお参りの皆様へ配布すること。こうしておけば、法要までの暇つぶしにもなるし、法要中に場の読めないおしゃべりを続けることも減るし、それに、メモ程度のことでも文字に置き換えておけば、檀信徒の皆さんもあとになってよくわからない仏教用語の確認ができるかもしれないし、なにもないよりは少しはなにかの役に立つこともあるだろうと、無い知恵を絞って原稿を作り始めた。
カットの一つくらいは「あってもいいかな?」と、久しぶりに筆でメモしてみた。お仏壇の重要な三具足(みつぐそく)の配置ですが、みなさん、なんの絵かわかりますか??

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