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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

映画を見ながら・・・ 

2018/07/08
Sun. 23:54

半夏の夜は、斎膳の残りをパックに詰めてもらって、それをつまみに映画を見ながらひとり酒。

長い間、前住職夫婦が居間に使っていた六畳をフローリングに改修して、立て付けが狂って動かなくなった4枚の襖をそのままハメ殺しにして巨大なスクリーンをカンバス張りの要領で画鋲で貼り付けて、40年前のDIATONEと、中古の小さなKENWOODのスピーカーをDENONのアンプからチェーン配線してつくった即席のオーディオルームへ安い中華プロジェクターを導入してチャチなシアタールームを造ってからそろそろ1年が経つ。
寺で宿泊の少し余裕がある時は、夕食でチビチビやりながらHuluやアマゾンプライムビデオを観たりする。

どうなることかと予測不能の豪雨が去って少し落ち着いたと思ったら、朝から一気に蒸し暑くなって、それで寝苦しくて目が覚めた。
7月に入った頃の宗門手帳には法事が1つ入っているだけで、あとは手間替え随喜を務めるだけの真っ白な状態だったのだが、この1週間でみるみる予定が埋まってスケジュールの調整が難しくなった。
8月の盆に向けて今のうちから万善寺の境内地を整備し始めるつもりでいたのだが、長雨で1週間が身動きできないまま過ぎて、雨がやんだと思ったら今度は宗門手帳が仏事の書き込みで埋まってしまって、とにかく、自分の都合がどんどん後回しになってしまう。

カンヌ常連の是枝監督がエライことになって、日本映画界が一気に活気づいてきた。
私が上京してすぐの頃は、日本映画のピークが完全に過ぎていて、かろうじてソコソコの活気を維持していたのは松竹の寅さんと日活ロマンポルノくらいだった。高校生の時は、さすがに土曜のオールナイト上映へ潜り込むのも難しくてかなりの変装テクニックを要したものだったが、上京してから後は、普通に平然とチケットを購入して、堂々と新宿東映横の階段を登って神代辰巳さんや宮下順子さんの世界に浸っていた。それから直後に仁義なき戦いが大ヒットして、ATG映画が活気づいてきた。
物心ついた頃は娯楽といえば映画くらいしか無かった時代だった。小学校の芸術鑑賞の特別授業は町の映画館へ全校で移動して松竹の二本立て映画を鑑賞するような時代だった。
個人的にはそういう映画館の雰囲気がとてもスキで、毎日でも入り浸っていたかったがそれも出来ないし、万善寺へ白黒のテレビが来てから後は、テレビのロードショーを欠かさず観続けていた。
「ところで、おたくの趣味は??」と聞かれると「ハイ!映画鑑賞です!!」などと、いまだにつまらない回答を真面目に返してしまうが、正真正銘筋金入りの映画好きなのだ。

それで、是枝さんだが、カンヌのこともあるので幾つかの映画を見直しているところだ。
ボク的には、今の映画監督で云うと、佐々部清さんや沖田修一さんあたりがスキだったりする。是枝さんの映画もとても素敵で良いとは思うが、観終わった後に頭の両耳の後ろあたりへ湿気の塊のようなものがジワリと残り続けてしまって、今のボクは少し気が重くなる。とにかく、久しぶりに日本映画が活気づいていることは喜ばしいことだ・・・

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