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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

プシュッ! 

2018/07/12
Thu. 23:33

保賀地区内にいいつぎ連絡網が回ったのは、法事へ出かける前の夜だった。
早めの夕食を終わって、塔婆を書く準備をしている時に入った訃報だった。
これで今年に入って半年の間に保賀の谷で3人が亡くなった。

万善寺の上隣のお宅は、1年半ほど前におばあさんが亡くなられた。
それから暫くの間、残されたおじいさんが訪問介護などの助けを借りながら一人暮らしをされていたが、すでに高齢でもあるし、ひと冬を乗り切った頃、関西に暮らす息子さんが高齢者施設への入所手続きをされた。それから隣が空き家になった。
もうひと冬施設暮らしのあと、梅雨が過ぎて猛暑の中、おじいさんが永眠された。
お隣さんご夫婦は、万善寺の前住職憲正さんと同級生で、生前はお互い頻繁に行き来をしていた仲だったが、同級生が一人ずつ順番に亡くなって最後の一人だった。
最初に死んだのが憲正さんで、葬儀の時は、保賀の谷に暮らす同級生みんなで最後のお別れのお参りをしていただいた。

法事へ出かける準備をしていたら、朝の早い時間に喪主の息子さんから直接連絡を頂いた。
菩提寺は浄土真宗だが、隣同士の長い付き合いでもあったし、副導師としてお葬式をお願いしたいとのお話だった。
先に亡くなったおばあさんの時もお葬式の声をかけていただいていたので、「喜んでお手伝いをさせていただきます!」とこたえておいた。

2✕4新築住宅のお宅で法事をして墓参や斎膳を終わって寺へ帰ったら、もう全身汗びっしょりだった。
お仏壇の部屋にはエアコンがなくて、ご親族の皆さんと一緒に大汗をかきながら、なかなか過酷で鍛えられる3回忌法事になった。立て付けが良すぎるというのも良し悪しで、前の古い日本家屋の涼しさが今更ながら懐かしく思い出された。

夕方には仮通夜が始まるので、法事で汗を吸った着物を洗濯機へ放り込んでから浄土真宗の経本を探し出して、久しぶりの正信偈や仏説阿弥陀経など、通夜から葬儀の流れをひと通りおさらいした。
導師の御院家さんは、憲正さんより1歳年下だからすでに90歳になられているはずだ。
そのご高齢でまだ自家用車を運転されていらっしゃる。私にはとても出来そうにないほどお元気で頭も良い。夕方まだ明るいうちに車で喪主家の駐車場へ到着され、仮通夜が滞りなく終了した。

2回目の洗濯とシャワーを浴びて、簡単なツマミを準備してプシュッ!と一缶空けて、少し落ち着いてからSNSを一巡した。
キーポンがトマトのその後を報告している。小さな花の蕾ができていた。トマトは暑さに強いから少々の水不足もなんとか凌げるだろうが、関東の方でも今年の暑さは異常なようだ。ひとごとながら彼女の初菜園の成功を祈りつつ二缶目をプシュッ!!と開けた。

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