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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

何かが動いた・・ 

2018/07/30
Mon. 23:01

島根県はあっけなく台風が通り過ぎていった。

今年は正月早々の極寒大雪から始まって7月からの大雨猛暑と、あまりにも極端に過ぎる地球環境が目立って気になる。
今度の東からやってきた台風も、自分の過去の記憶に無い変な台風になって風雨がどうなることか予測できないから、とにかく、ビクビクしながら1日1晩過ごした。
過ぎてしまえばなんのこともない、猛暑が落ち着いて過ごしやすい1日になったし、風が吹いたと云えばそよ風程度のことで、ちょうどいい加減に涼しくて気持ちよかったりするほどだった。
庫裏の裏庭を覗くと、網戸越しに裏山の紅葉の青葉と裏庭に迫ってはびこって来た孟宗竹の葉が時折の微風にゆったりと揺れ動いて、しばらくすると何もなかったようにピタリと静止する。また少し経つとゆらりと揺れてまた止む・・その繰り返しが夕方まで続いた。
まさに、洪自誠さんの「風来疎竹 風過而竹不留声」の如きひと時を見た気がした。

吉田家に帰って1日の台風の様子を聞くと、石見銀山はもっと普通に何もなかったようで、特に警戒の防災放送も無かったらしい。帰省中のじゅん君は何処かへ出かけたきり夜になって私が寝る頃になってもまだ帰ってこなかった。
先日のワイフの定期検査の結果がわかる日だったので、彼女に付き合って朝のうちから出雲まで出かけた。日本海を左に見ながら国道を走っていると、波も穏やかで、島根半島の日御碕が遠望できた。台風一過でもないだろうが、とにかくしばらく中断していた猛暑が、また普通に戻ってきた。
ワイフが診察の結果を待つ間、コーヒー屋さんで時間を潰した。

iPadでウエブニュースを流し読みしていたら、枝野さんの3時間演説が本になることを知った。
衆議院で提出の不信任決議案趣旨説明の演説のことで、これだけ長い演説は過去50年近く無かったことらしい。個人的には特に強く興味があるわけでもないが、その3時間の演説を「本にしよう!」と決めた誰かがいて、「その本を読みたい!」と思った誰かがいて、その2者の気持ちが繋がった結果、とりあえず25000部の出版が決まったようだ。
政治家議員の皆さんは、演説を聞くのも仕事のうちだから、3時間を聞くか寝るか内職でもするか・・・とにかく、粛々と演説終了を待つしか無いことだが、「面白そうだから・・」と食いついた一般の国民が、少なくても25000人いるということがすごいことだと思った。
飯南高原には小さな子供から高齢者まで全て合わせて約5000人が暮らしている。その5倍ほどの人々が本になった枝野さんの演説を読むことになるわけで、政治の思想がドォ〜のコォ〜の関係なく「何かが動いた・・」ことだけは確かなことだ。そのうち、議事録が一般公開されるだろうから、興味があればそれをチェックするのも良いかも知れない。

本当に大事なことは、どのように「風過而竹不留声」でいられるか・・ということだろうが、その前にまずは「風来疎竹」に気付かなければどうしようもないことだ。

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