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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

粗品はてぬぐい 

2018/08/18
Sat. 23:39

この数年のうちに相次いで先代住職夫婦が死んで、おまけに昨年は隣町の現職住職も遷化されて、その本葬が8月17日で万善寺盆法要の前日。
とにかく、何から何まで崖っぷち坊主の綱渡りが続いた。
今年は、やっと少し楽なお盆になるだろうと思っていたら、連日の猛暑とお盆直前にお檀家のおばあさんが亡くなって家族葬モドキ。
今まで長い間副住職でだらしなく気の無い坊主職を続けていたことのツケが回っているのかも知れない。

まぁ、そんな感じで慌ただしく落ち着かないまま施食会法要当日をむかえた。
昔ながらの建築方法で基礎から組み上げて屋根をのせただけの本堂は、東西南北上下左右あらゆるところから隙間風が吹き込んで、風通しが良い。
実は、そういうこともあって、チョット強めの風が吹くと、屋根裏に吹き込んだ風が天井裏へ溜まった積年の埃を吹き飛ばして、天井板の隙間から大小の埃がパラパラと落ちてくる。時には、つがいの山鳩が屋根裏の隙間から入り込んで何泊か住処にしていたり、何かの加減で迷い込んだセキレイが延々とバタバタ本堂のガラス戸めがけて飛び付いていたり、見た目よりずいぶんと賑やかで埃っぽい。本堂東側の枯木が朽ち倒れるまでは、何年も天井裏へムササビが住み着いていて、いまだにその頃の溜め糞が山になって残っている場所もある。ムササビは高い木が無いと滑空できないから、境内の木が倒れると本堂から屋移りしていなくなったのだが、気がつくと、それからあと最近になってテンが侵入ルートを見つけたようで、またドタバタとうるさくなった。テンはムササビより一回り大きいから、あいつが天井裏で騒ぐとアチコチで埃がパラパラと落ちてくる。

それで、あまり早くから荘厳を準備してしまうと、掃除が難しくなるので、ギリギリまで何もしないでおいて、最終調整は当日の早朝から一気に仏具や供え物の配置を決める。
そういう作務をしていたらワイフが到着。
随喜のお寺さんの接待をメインに、庫裏での一切をすべてワイフに任せてある。十分なことは出来ないが、彼女の気持ちが何かのかたちで伝わればそれで十分だと思っているから、私の方は本堂の一切を取り仕切って、お参りの皆さんへ集中する。
今年の粗品は手染めの手ぬぐいにした。
おおよそ人数を予測して、事付のお返しも含めて30枚ほど染めた。
仏事で使ったロウソクを廃棄しないで1年分集めたものを湯煎で溶かしながら用意した白地の手ぬぐいへ文字や絵を描く。
一人暮らしになって、小さな中古の全自動洗濯機へ替えた時、それまで使っていた2層式の洗濯機を廃棄するか残しておくか少し迷ったのだが、染色の時の洗濯くらいには使えるかも知れないと外の洗し脇へ移して置いたのが1年ぶりに役立った。あの厳しい極寒と猛暑を乗り越えて動いてくれた時は、少し感動した。夏が過ぎたらもっと丁寧に囲って大事に管理してあげようと思う。

施食会は30分で終了し、少しお話をはさんで塔婆回向も30分で終わって、夕方には法要全てが無事に終わった。粗品の手ぬぐいは3枚染め付け失敗し、8枚余った。

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