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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

朝の銀山街道 

2018/08/23
Thu. 23:16

ワイフのいない吉田家の朝は、クロのしつこい「メシくれニャァ〜〜」コールで起こされた。
まったく、クロは人間に対して遠慮というものがない・・・
とにかく、フギャフギャうるさいからご飯を出してやったら、何処からかシロがさり気なく合流して一緒に並んでガツガツと朝飯を食べ始めた。

銀山川に面した吉田家の裏庭はおおよそ東向きだから、天気が良いと朝の日差しがリビングの方まで差し込んでくる。
一度目覚めると二度寝する気もなくなった。
それで早朝から特に何かしようという気もないし、いつも吉田家のことはワイフに投げっぱなしだったから、あまりアチコチつつきすぎるとまた叱られてしまうし、テレビを見る気にもならないし・・・いろいろと思案していたら、いつもワイフが寝ている四畳半からじゅん君のイビキが聞こえてきた。あれだけクロがギャァギャァ大騒ぎをしていたのに、彼はそれも気にならないで爆睡している。

「そういえば、コーヒーがなかったなぁ〜・・」
最近は、水出しコーヒーをつくり続けていて、もうそれが冷蔵庫でなくなっていたことを思い出した。
水出しコーヒーは、抽出の目安をだいたいひと晩にしている。時間で云うと常識的な睡眠時間と同じ8時間程度。
寺の一人暮らしは自分以外にダレもコーヒーを作り置きしてくれる人がいないから、夜寝る前の適当な時間にガリガリとミルを回して水出ししておくと、朝起きたときには冷蔵庫の中でシッカリ冷えたアイスコーヒーが出来上がっている。
基本的に、こういうライフスタイルを大きく狂わさないように気をつけておけば、毎日ほしい時にほしいだけ、ストレス無くコーヒーが飲めるというわけだが・・・吉田家ではワイフへ任せっきりになってしまっていたから、いつもと勝手が違ってしまった。
「今つくり始めても、タイミングがあわないしなぁ〜〜」と、一瞬迷ったが、じゅん君もいるし、なんとかなるだろうと、とりあえず作り置きしておくことにした。

それなりにアレコレと朝の用事を済ませていたら8時を過ぎたくらいになって通勤坊主の出発時間になった。
昼はあれだけ猛暑なのに、朝の銀山街道は夜の冷えた空気がまだ残っていて気持ちが良い。銀くんの窓を開けて走っていたら稲穂の香りが入り込んできた。
今年は、猛暑が続いていたからだろう、稲刈りがずいぶん早い。街道沿いの田んぼも、点々と稲刈りが終わっていて秋の風景に変わってきた。
つくりかけのパッチワークのように、ところどころ歯抜けになった稲穂の絨毯スレスレに精霊トンボが群れて泳ぐように飛び交っている。幾つかの群れが銀山街道を横切ってボクの銀くんめがけて飛んでくる。車の乱気流に煽られてトンボの編隊が一瞬うずを巻いて乱れる。
まだ、猛暑が続いて残暑には程遠い状態だが、自然の様子はすでにお盆が過ぎて秋に向かっているようだ。

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