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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ボクのスイッチ 

2018/08/28
Tue. 23:06

通勤坊主があたりまえになって、石見銀山と飯南高原を毎日のように往復していると、銀くんと一緒にいる時間が、ある意味瞑想タイムになっているようなところもあって、それはそれでボクのスイッチを切り替える貴重な時間に思えるようになった。

丁度、お盆が一段落して鉄板の搬入も終わったし、坊主から彫刻へ気持ちを切り替える良い頃合いと思っていたら、アチコチから法事の電話が入りはじめて、スケジュールの調整が難しくなりはじめた。
基本的に、私のようなお檀家さんも少ない田舎の小さな山寺の住職は昔ながらの檀家優先システムを継承するアナタ次第の受動的職業であるから、今日の明日で「父親の〇〇回忌よろしくおねがいしますけぇ〜〜」なんて電話が前触れもなくかかってきたりすると、もうその時点で予定の彫刻スケジュールがボロボロに崩れ去ってしまう。
先日の万善寺役員会でも、結局は先代住職時代から継承された万善寺システムがそのまま繰り返されることになって、新規事業や運営改革の話題を挟む隙間もなかった。
「方丈はそう云われますが、それで誰が誰にどうする云われても、ダレも『じゃぁそぉ〜しましょぉ〜!』と引き受けるようなものはおりませんでぇ〜」・・・で、話が〆切られて、あとはさり気なく世間話で流されてしまう。
そんな役員会も、忘れられないうちに時々集まっておいてもらわないといけなかったりして、会議嫌いの自分としては余計に気持ちが滅入ってしまう。

彫刻の方も、銀くんとの通勤道中で脳内ドローイングが繰り返されて、煮詰まりすぎて焦げてしまうほどになってしまった。
幾つかのテーマをそれぞれ別々に気持ちを切り替えながら組み立てていたものが、知らない間にくっついたりはなれたりを繰り返して収集がつかなくなった。元々が、かたちのシンプルを極める方向でつくることを意識していることが多いから、幾つかの「シンプル」が混ざり合ってしまうと、自分の造形のコンセプトがとんでもない方向へソレてしまう。
坊主家業にしても、彫刻の制作にしても、もっと基本を見直して、自分に出来ることをコツコツと積み重ねることが大事なことだと、今更ながらに思う。誰にでも出来ることなら誰かに任せれば良いことだし、今の自分の環境で出来ることもあれば出来ないこともあるから、それを精査することも大事なことだ。
気が付かないあいだに、自分の気持が曖昧に揺らいでしまっていた気がする。

バンデッドQ(原題はTime Bandits)という映画があった。今までに4回ほどは観た記憶がある。全体の映像が暗いから、明るい部屋ではナニが何やら細かいところがよくわからなくて、それこそ「白けてしまう」ような癖っぽい映画なのだが、ボク的にはとても面白いと今でも思っている。バンデットとは盗人という意味らしい。映画はまさにそういう連中のお話だが邦題の「Q」にどういう意味があるのかは未だにわからないままだ。
イギリスグループclean banditが久しぶりに聴きたくなってプレイリストをつくった。
10曲も連続して聴くと「あとは1週間聴かなくてもいいかな?」と思ったりするが、キャッチーでシンプルな奥深さがあって、たまにのめり込んでしまう。
明日はワイフの誕生日!・・・気持ちを切り替えるには丁度良い1日になりそうだ・・・

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