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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

仕合せ 

2018/08/30
Thu. 23:02

ロサンゼルス滞在中のノッチは、太平洋の遥か彼方「ニッポン!」に思いを馳せながらサンタモニカ散策中・・・のようであります・・・と、吉田家SNSストーカーオヤジは、テレビも新聞も見ないでセッセとWebメディアから世界の情報を収集している。

単身赴任坊主から通勤坊主に切り替えて、これから彫刻家の毎日を送ることになる。
このところ、年ごとに体調や気持ちの切り替えに時間を要するようになって、そのための時間の無駄を少しでも埋めようとアレコレ考えた結果、まずは寺暮らしで落ち着かないまま遠ざかっていた読書や映画や音楽の趣味を修復することにした。
彫刻を造っていると「それは、趣味ですか?」とか「いい趣味お持ちですなぁ~」とか「趣味で売れるんですか?」とか、ボクの周辺事情ではだいたい「彫刻」を「趣味の一つ」として認識されてしまうことが多い。
そういうことに、一々具体的な反論をぶち上げても途端に白けて場の空気が淀んで濁ってしまいそうだから、だいたいがニコニコと若干引きつって目は笑わない微笑を返して乗り切ることにしている。
その彫刻のことも、1ヶ月以上工場や制作から遠ざかっていると、気付かない間に彫刻用の思考回路が無駄に複雑に絡まって、シンプルな純粋さが損なわれてしまっている。
それでドタバタと身体ばかり動かしていても、結局材料も感覚も技術も時間も、それに乏しい体力も精神力も持続力も集中力も・・・彫刻制作に欠かせない大事なものをいっぱい無駄にするばかり・・・だから、とにかくひとまずは自分にとって気になる情報やデータをコツコツと収集することと身辺整理を徹底して周辺の垢や埃や汚れをできるだけ排除することに努力する。

吉田家で暮らしていると、ワイフの世界観が生活のアチコチに満ちあふれていて、これは、ボクなりの世界観とはかなりズレているところがある。
堅っ苦しく云うと生活信条の相違と云うやつだ。
そもそも、暮らしも環境も違った人生を20年以上それぞれに過ごした二人がある日出逢って結婚して同居を始めたわけだから、それ以降はお互いにそれぞれ不可触領域をわきまえて踏み込みすぎないように遠慮を工夫しながら共同生活を維持することが重要だ。
そういう現状をわきまえて身辺整理をするとなると、自分にとっては必要のないものでも彼女にとってはとても大事なものであったりすることも多々存在するわけだ。
実際、吉田家のアチコチでそういうものがゴロゴロ転がっていても、個人の判断で簡単に取扱うことは出来ないし、なかなか難しいものだ。

夏休み中だったワイフが仕事に復帰した。出勤前の朝の1時間位は彼女のペースで色々なことが過ぎていく。私はできるだけそれを邪魔しないように「おはよう!」とか「いってらっしゃ~い!」とか、必要最小限の会話を挟んで極力気配を消して過ごす。
子供たちが独立して、出逢った頃の二人暮らしが戻った今だから、お互いの価値観の相違を自覚しつつ、且つ尊重しながら暮らすことが「仕合せ」なことだ。
仕合せは、あくまで「仕え(Service)」合うことであって、「幸福(Happiness)」のことじゃないのだ!・・・と思えば、何も苦にならないな・・ボクは!

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