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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

不確か情報 

2018/10/09
Tue. 23:20

いつもこんなだったかなぁ〜〜〜・・・

今年は10月に入って展覧会絡みの報告というか何というか、特にボクにはコレと云って重要なコトでもないのだけど、まぁ、考えようによってはわざわざ吉田目指して様々な現状を大きなタイム・ラグもなく逐一こまめに伝えていただいているわけで、それはそれで、周囲が吉田を忘れていなかったということが実感できて、密かに嬉しかったりもする。こういうことが、あと何年続くかわからないが、ボクも美術とか彫刻の世界ではまだ十分に現役でいられているということだとともいえるわけで「知らない間に義理や人情が優先の付き合いだけになっていた!・・」というようなことだけにはならないように気をつけようと思う。

さて、そんなわけで、いくつかの報告の中で一番嬉しかったのが昔から苦楽をともにしている絵画の友人が「受賞するか推挙されるかどちらかもしれない??・・」という、なんとも不確かな情報・・・
今までに何度となく彼にはそういう機会が巡ってきそうだったのに、その度に何度もスルーされていた。吉田としては、彼のそういう状況がわかる気がするものの、一方で歯がゆくも感じていた。
当初から彼の作風は、彼の研究を積み重ねた先にある完全に彼オリジナルのものであった。私から見ると、目を瞠るような鮮烈なデビューだといえる。
一方で、今の公募団体展でくくられた画壇に彼の絵画性がどこまで理解してもらえるか不安だった。
「彫刻が向いてるんじゃない?」とか「絶対彫刻のほうが面白くなるよ!」とか「その作品が彫刻になっても全然問題ないんじゃない!」とか、あらゆる手段で彫刻へ誘ったこともあったが、頑固な彼はかたくなにそれを断り続けた。
何時の頃からか「あいつは本当に絵を描くことが心底好きなんだなぁ〜!」と残念だが私も納得するようになった。
その頃から彼の迷いが絵に出てきたように感じた。彼にとっては試練の数年だったと思う。
その試練の数年がとにかく長かった・・・自分でパンドラの箱を開けてしまったと云うか、ラビリンスの扉を開けてしまったと云うか、そういう感じで、少し距離をおいて見ているうちに、彼の絵画はカオスと苦悩の世界に染まった。
ある日、彼の自宅のすぐ近くを通過することがあって、ちょうど日曜日だったしひょっとしたら自宅にいるかも知れない?・・・と、ちょっとした思いつきで訪問したとき「もう、彼とはこれから先、昔のように付き合うことは難しいかもしれない・・・」と、思うことがあった。彼や彼の奥さんが在宅だったが、とにかくどことなくよそよそしくて取り付く島もないほどで吉田との距離が一気に遠ざかった風に感じた。それからあと、一歩も二歩も下がって彼との付き合いを遠ざけていたが、どうしてもその離れた距離に我慢ならなくて今年の春のある日、彼と飲む機会をつくった。とにかく、飲んで喋って私の鬱々とした彼に対しての数年間の気持ちを伝えた。
それが良かったのかどうかよくはわからないが、今年の彼の絵画は少し変わっていた。

IMG_7097.jpg

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