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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

探り電話 

2018/10/10
Wed. 23:28

着信がいくつかあった。
もう、何年も前から吉田家も萬善寺も自宅電話はFAX専用にしてしまって、何十回鳴り続けても無視して受話器をとらない。
そういうコトを続けながら、親しい知人とか仕事の関係者とかだけには自分の携帯番号を伝えているうちに、自宅電話の鳴ることが少しずつ減ってきたものだから、少し前にFAXもあるプリンター複合機へ電話回線を直結して自宅電話を廃棄した。
実に主観的で自己中心的な限り無く一方通行に近い電話の使い方をしているから、世代が少し違えば吉田のワガママになかなかついていけないところもあって、何かしらねじれた不具合が生じたりして、それはそれで若干面倒だったりするものの、自分から遠く離れたどうでもいい面倒臭い用事とかうっとうしい販促電話とかは完全にシャットアウトできるから、自分では何不自由なく数年間が過ぎて今の状態に慣れてしまった。
それでも、テキモサルモノヒッカクモノで、ツテにツテを頼ってボクの携帯番号を探り当てて電話が掛かってくることもある。
「おぉ〜、萬善寺さん!今いい?大丈夫?」
同級生の獣医から掛かってきたのも、そういうたぐいの探り電話だった。
「大丈夫だけどナニ?・・・良いラム肉でも手に入った?」
その、同級生の獣医は自分の職業の良い蔓を持っていて、新鮮な肉を数kg単位で安く買い貯めしている。太っ腹なところもあって、時々同級生のオヤジどもを誘って焼肉パーティーなどもするし、ラム好きのボクには原価で譲ってくれたりする。
「来島小学校の先生が吉田と話したいことがあるらしいんだけど、電話番号教えても良い?」
「それ、どういう話?」
「なんか、彫刻のことで聞きたいことがあるらしい・・・」
「そういうことなら、良いよ・・」
「○○先生という人から、そのうち電話があると思うんで、じゃぁ、よろしく!」
だいたい、9月とか10月とか、11月から年末までは萬善寺の住職が無住職状態になって彫刻家の吉田になる時期だから、制作絡みの用事以外はできるだけ避けて通っているのだが、そういう、同級生のツテを頼ってこられると逃げのウチようがない・・・

その日のうちに来島小学校の、該当の先生から早速電話があった。
たまたま、保賀の用事もあったりして寺にいたときだったから「今日は夕方まで寺にいますよ」と伝えておいた。
来島小学校は、吉田の母校である。
今の小学校は新しく建て変わって20年は過ぎただろう。昔の面影は全く無いほどに周囲の景観も含めて変わったから、特に懐かしいなどとは思うこともないが、一方で来島中学校は私が学生で東京暮らしの時に廃校になって、それからしばらくして取り壊されて更地になって、今は来島小学校のグラウンドの一部になった。中学校の歴史は絶えたが小学校の方はとりあえず未だに存続しているわけだから、それはそれで地元の住民としてはありがたいことだし、吉田ごときで出来ることでもあればできるだけ「NOは言わないようにしよう!」と、心に決めている・・・なんか、ジジ臭いことを思うようになったものだ。

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