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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

とみ山フィールドアートワーク野外彫刻 

2018/11/07
Wed. 23:30

文化の日をメインにスタートした総合美術展「とみ山フィールドアートワーク」の前期が終わった。
約2週間後には富山町文化祭があって、その時に後期がスタートして野外彫刻はそれから1年間は動かないまま展示が続く。

今年は、春先から吉田の体調不良が続いて野外彫刻周辺の事前の草刈りメンテナンスがうまく出来なかった。それで、文化祭までには草刈りを済ませておこうと前期の会場受付が終わってから日を改めて富山町へ向かった。
吉田の彫刻は2箇所に2点ほど設置してあるが、その一つは2mを超えるセイタカアワダチソウが群生する耕作放棄地にある。彫刻の方も2mちょっとの高さがあるので、その気になって注意してみれば作品の頭のほうがセイタカアワダチソウの黄色い花の向こうへチラリと見える。前期の開催中、その彫刻のある一帯を横目で見ながら通過していたが、自分としては鉄の錆色が忘れ去られた廃墟のごとく物悲しい感じに見えて、それはそれでそういう風景があってもいいかなと思ったものだから、草刈りもわざと一番最後へ残しておいた。
隣の一角は周藤さんがもう少し先に彫刻を入れ替えることになっていて、今は彼の彫刻が撤去されて無くなっているから、今のうちに展示設置がしやすいようにキレイに刈り込んでおいた。
他の野外彫刻展示場所はいまのところ彫刻を動かす予定がないから富山町内の道路からキレイに見渡せるように丁寧に刈った。秋のこの時期にきちんと刈り込んでおくと春になって新芽の萌黄色と彫刻との色彩のコントラストがきれいに見えて気持ちがいい。

いずれにしても、自分が責任を持って彫刻の維持管理できることが大事だから、自分の行動の限界もあるし、野外彫刻を展示できる環境を見つけ出すにもそれなりに苦労する。富山町は棚田の広がる高原の町で風景も良いし、耕作放棄地や休耕田もアチコチにあるから、地権者の方には丁寧に彫刻のことをお話して納得をいただいて設置させてもらっている。
そろそろ、今の場所が手狭になってきたので、今後のことを考える時期になってきたと思っていたら、まちづくりセンターの方から、行政の来年度事業計画の説明を受けて現在の美術展メイン会場である旧富山小学校へ工事が入って、各教室は行政関係の資材倉庫になる予定だと知らされた。行政管理の方も教育委員会社会教育課の手を離れて別のところへ移ることになったそうだ。
旧富山小学校は耐震構造に脆弱なところがあって、民間への払い下げなど永久使用の適応が難しいらしい。結局耐震工事の負担支出が今の財政では難しいという事情があるようだ。それで、物置倉庫くらいにしか使えないということなのだろうが、その物置にするにしても元々小学校として設計されているから1階と2階を人力で荷物の上げ下ろしするしかないことになるわけで、効率がすこぶる悪い。教室個展や小品彫刻の搬入出で苦労している実態を行政が見聞していたらそういう案も出てこなかったかも知れない。結局は、2階の教室に溜め込んだモノもほぼ永久にその場から動くこともなく古びていくことになるのだろう。断捨離とはかけ離れた机上の発想に思えた。

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