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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

偶然の一致 

2019/01/04
Fri. 23:47

三ヶ日も終わって、朝が少しゆっくりになった。
昨日からの晴天で放射冷却が強烈だ。
目は覚めているが寒いから布団にくるまって温々していたい気持ちが勝って、しばらく寝転がったままダラダラと過ごした。

ノッチがおばあちゃんちからの帰りにメガネを買った。
昨年帰国してしばらく「スキルアップ休暇」を決め込んでいたのだが、貯蓄の目減りが気になり始めた頃から本気に就活をはじめて11月から貿易事務の仕事に就いてそろそろ研修期間が過ぎる。先輩社員と同等の業務になると、今までのように定時退社も無くなって残業が増えるということだ。1日の殆どをデスクワークで過ごし「モニターの数字や書類とにらめっこすることになるから」と、ブルーライトカットのレンズに決めたそうだ。
キーポンは小さい頃から視力が弱くてメガネが手放せない。
学生で保育士の勉強を始めると、実践の現場でメガネは何かと不具合があることがわかってコンタクトレンズにした。それでも1日中そればかりだと疲れるし、自宅で過ごすときや職場以外ではメガネでいることもあるからと、今のメガネを買った。
お父さんのボクは、もともと遠視が強かった上に30代の頃から乱視が入りはじめ、疲れ目がひどくなった。それでも我慢して数年は乗り切っていたのだが、そのうち近くを見るための筋肉収縮が劣化して老眼が入ってデスクワークの事務や寺の寺務に影響が出るようになったからメガネ購入を決めた。それから寝る時以外は四六時中メガネの暮らしになって今に至っている。
1年ほど前、春の彫刻を造って完成したものを移動している時に、ちょっとした不注意で彫刻を引っ掛けてレンズへ傷を付けてしまった。運悪く、目の焦点が一番良く合うところにひっかき傷が着いたものだから、日常の暮らしには支障がないものの、本を読んだり字を書いたりする時になるとその傷が目に入って邪魔でしょうがない。我慢も限界になっていつものメガネ屋へ駆け込んだら「レンズ変えるしか無いですね」と気の毒そうに言われた。レンズ交換と新品メガネの購入がほぼ同じような金額で2000円と変わらないことがわかったので何時も使いと仕事使いと使い分けることにして夏の暑い時期に新調した。
いまのところメガネがいらないのはなっちゃんだけだが、「ワタシ、目が悪くなるほど目を使っていないから・・」と本人はそう言っている。それでも外国ドラマが大好きで暇な時には延々と見漁っているようだし、そのうち彼女もメガネが必要になるだろう。

メガネは3人それぞれ違う理由で違う店で買ったのに、気が合うというか顔形が似ているというか、偶然にもボストンタイプの似たようなデザインに揃った。
なっちゃん曰く「あのデザイン、今流行りみたいだから・・うちの会社でも何人か似たようなメガネかけてるよ」・・・だそうだ。
だいたい車にしても家電や家具にしても社会に氾濫する工業デザインというものは製造者主導で決まることがほとんどだから、今のボストンタイプもそういう流行に乗ったのかも知れない。それでも結局最後の決定判断は機能性が大事であって、それとデザインがキチンとシンクロすればそれがその人にとっての逸品となり得るはずだ。
今のメガネも今の視力が変わらないうちは大事に使い続けていこうと思っている。

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