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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

タンスの木の実 

2019/01/24
Thu. 23:43

通勤坊主の暮らしが普通になってきたから、それにあわせて彫刻の「棲み分けを考えても良いなぁ〜」と思うようになった。
どういうことかというと、道具や電動工具や彫刻材料とかその周辺のさまざまに関係する消耗品や備品を仕分けて、制作の基地を分散するということ。
鉄の彫刻とソレに関連する道具関係は今までの工場をベースに整備する。
木彫や石彫関係のモノは寺の方へ移動しておく。
梱包材や彫刻の展示台は工場の倉庫と寺の土蔵へ分割して管理する。
・・・そんな感じで、ザックリと仕分け内容を決めてからそろそろ1年になる。
通勤坊主の往復を利用して少しずつ関連の品々を運搬しつつ、制作のスケジュールが具体的に決まると、仕事がおおよそ形になるまでそれぞれの場所へ居続ける。時間のロスや光熱費などの必要経費も若干削減できて無駄な出費が軽減できたように思う。

ワイフはもう長い間吉田家の一番良い部屋を制作工房に占領していて動こうとしない。それで、ギリギリのスケジュールを組み立てても制作のシステムにブレが少ないからだいたい予測どおりに仕事がはかどって無駄が無い。
私も理想を言えば、やはりワイフのように制作工房は一箇所に絞っておきたい。そのほうが制作に対するモチベーションも安定して集中がいい。それはわかっているのだが、現実に坊主家業と彫刻家を使い分けながら暮らしているうちはそうもいかない。だいたいがヒマに暮らしてはいても、それなりにさり気なくささやかな悩みもあるわけです。

2月の下旬に個展の模様替えを考えていて、その時に新作を10点ばかり増やしつつ、今の彫刻配置を移動しようと決めている。その新作に七宝のパーツを組み込むことにしていて、試作も兼ねて制作した彫刻が3点ほど出来た。おおよそ当初のイメージ通りに出来上がったので、工法も含めて全体の迷いが消えた。
七宝は、関連の道具や材料などをすべて寺の方へ移動してあったから、パーツが完成するまで寺に居続けた。庫裏の一部を即席の制作工房にした程度のことだから、どこかしらやりにくいところもあって制作のストレスが解消できているわけではないが、それでも朝から晩まで一つ事に集中することが出来て疲労感も心地良い。

寺ではだいたいシャワーで済ませることが多いのだが、たまにはゆっくりと風呂へ入るのもいいだろうと、その準備をしながら着替えやバスタオルなど庫裏のアチコチに分散しているタンスや衣料ケースの物色をしていたら、冬用衣類の間から木の実がコロリと転がり落ちた。それほどたくさんの衣装持ちでもないし、いつもセッセと洗濯を繰り返しながら同じものを着続けているからタンスにしまいこんだ冬物は洗濯のローテーションにない。たまたま洗濯の回転が若干狂ったので着替えを物色したわけだが、ソレをしなければ、たぶん木の実は「次の冬シーズンまでそのままかもしれない・・」と思ったものの「さて、あの木の実を冬物の隙間へ持ち込んだのは何者だ?!」と気がついた。私が留守の間に万善寺へ居着いたヤツがいる。冬の間の食料で確保していたのだろう。どうせ近所の野ネズミの仕業だろうが、どこかしら微笑ましくもある。せっかくなので見つかった木の実は1箇所に拾い集めておいた。

IMG_3728_20190129204501d5b.jpg

追記:11月12日「周藤さんの彫刻
   彫刻家周藤豊治のファン微増!
   吉田正純の彫刻・・・「アレ、何ですか?」
             「アレはボクが造った彫刻です!周藤豊治の彫刻ではありません・・・トホホ・・」

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