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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

想定外の毎日 

2019/04/21
Sun. 10:35

手術が終わって2回目の日曜日は朝から快晴。
病室の窓から見える宍道湖の湖面は波ひとつなく、対岸の島根半島を鏡のようにくっきりと逆さに写している。

4月に入って間もなく入院手術が決まって、その後、細かな検査とか日程の調整を図りながら、すでに決まっていた万善寺の法事予定をやりくりしたりして数日間が慌ただしく過ぎた。もともとお檀家さんの少ない寺だから、だいたい1ヶ月ちょっとになるだろう入院期間中に重なっていた法事も2つだけだった。少々問題なのは、毎年春の新年度が始まってから続くいくつかの総会とそれにからんだ監査などの事務的な用事を調整すること。それに関連した諸連絡はだいたい郵送でのアナログなやり取りになるから、ベッドの上でウツラウツラしながら電話のSNSで簡単に済ませるわけにもいかないし、結局はワイフの好意にすがるしかないことになって、ソレで少し気が重い。
他にもコマゴマとしたことで気になることがないわけでもないが、アレコレ悶々としてもどうなることでもないし、時の流れに身を任せるつもりにして今に至っている。

もう、かれこれ10年以上前から足腰や肩背中の調子が思わしくなくてだましだまし暮らしていたのだが、いよいよ昨年の秋風が吹く頃から本格的に痛みが慢性化してきて我慢が難しくなっていた。それでも、だいたいいつもと変わりなく彫刻の制作や展覧会のことなどを一通りこなして、少し落ち着いた年末ギリギリになって「客観的現状把握の検査だけでもしておくか・・」と思いついた。
それこそ10年以上ご無沙汰していた人間ドックも受けることになって、正月のひと山が過ぎたところであちこち検査通院が始まった。内科的には、生活習慣病といえる幾つかの数値で厳しい指摘を受けて専門医に回されたりしつつ経過観察を続けることになったが、外科的には直接近所の開業医へ現状を訴えるしかないということになった。その頃になっても「なんとか難を逃れることができないものか・・・」と渋々ノラリクラリと言い訳を続けていたら、ついにあの温厚なワイフの逆鱗に触れることになった。

近所の外科へ通院の朝は冷たい小雨になって、そのせいもあってか、いつもより指先のシビレが気になった。読みかけの文庫本を読みながら順番を待って問診を受けた後レントゲン撮影になった。
「症状の軽いところからいいますとね・・・」膝とか腰とかは「良くはないけど、まぁいまのところすぐにどぉこぉすることもないでしょう・・・」
一呼吸おいて「どうやら、シビレのもとは頚椎のようですね・・ここでは、コレ以上の検査もできないし、紹介状を書きますのでそちらへ回ってください・・・それで、何時が良いですか?明日でもいいですけど・・・担当のドクターは火曜日が良いですね・・・来週にしますか?再来週??」・・・というわけで、ボクの選択肢は限りなくゼロに近い状態で、サクッと次の病院が決まったのだが、まさか、その時点で本人(ボクのこと)はまだ手術になるとは思ってもいなかった。それから自分の人生で初めてづくしの想定外の毎日が続いている・・・けど、一応それなりに元気で生きているし、こうしてソコソコ指も動いてプチプチとリニューアルラップトップをつつける事はできている。

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追記:雪が降る(4月1日)
   新元号発表の日、ボクは一日中春の雪と格闘していた。たぶん、ボケるまでその日のことは忘れないだろう・・・
玉造病院(4月2日)
   病室からは宍道湖が一望できます
首の問題(4月3日)
   ソレでなくても首が回らないのに・・・
レンゲの咲く頃(4月4日)
   石見銀山の谷は桜が終わって菜の花やレンゲが咲き始めました

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