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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ヤモリのシーズン 

2019/06/29
Sat. 23:11

琴引山がすっぽりと隠れて、雲が低い。
庫裏玄関の土間は昨日に増して露がタップリと張り付いている。
昼過ぎからは雨が本降りになる様子なので、午前中をつかって本堂の東側から駐車場にかけて草刈りを進めておくことにした。
大般若経転読会の前に境内のぐるりを整備しておいたのだが、その後ひと雨降るたびに刈り込んだ草がグイグイ伸びてキリがない。
草刈り機のグリップを握る右手がシビレてどうも調子が出ない。
混合油1回の給油でだいたい1時間はもつが、今は人間のボクの握力のほうが30分位しか持たない。休憩を1回入れて約1時間ほど草刈りをして、それから刈り倒した草を駐車場の隅へ集めたところで体力の限界が来た。
以前のような無理は出来ないということに少しずつ慣れてきた。

昼食に賞味期限2015年というかなり熟成された?年代物の素麺を一握りほど茹でた。
茹で上がるまでにインスタントのオニオンスープをお湯で溶かし、つけ汁は梅のり茶漬けをこれもお湯で溶かしておいた。
ワイフが持たせてくれたきんぴらとオカヒジキを取り皿に移して、茹で上がった素麺をどんぶりにすくい取った。
バックミュージックはAppleMusicからジャズのピアノ・バーにした。ちょうどダイアナ・クラールが気怠げに歌い始めたところだった。彼女は確かバークレーかジュリアードを卒業していたはずだ。アメリカはショービジネス業界の層が厚いといつも思う。

まだかろうじて雨が落ちていないから、工具や道具を湿気の少ない物置きに移動しておくことにした。
物置きは昔お風呂だったところで、まだホーローの浴槽が残っている。寺の風呂とトイレは、火事のリスクを避けるために庫裏から切り離して別棟になっていた。その後、ユニットバスに切り替えた時、庫裏の一角にあった物置きを風呂にして別棟の風呂を物置きにした。それで、今は物置きになった風呂の浴槽で彫刻の展示につかう玉石を保管している。他にも彫刻の工具や寺の営繕の道具などいろいろなものが物置きへ詰め込んであるが、少し太い杉の丸太も何かに使えないかと何本か一緒に入れてあって、ソレが場所をとっていたから移動していたら、杉皮の裏から隠れていたヤモリの子供が出てきた。

シーズンになると、物置きやトイレの窓へヤモリがどこからともなく現れて張り付いている。常夜灯代わりに電気をつけておいてやると、夜の虫たちが明るさにたかって、ヤモリはそれを食べている。
時々ヤモリをモチーフに小さな彫刻を造るから、造形の観察にも都合が良い。
まだ高校生だった頃、お盆で寺へ帰省するまで下宿の部屋でヤモリを飼っていたことがある。夕方に学校から帰ると部屋の電気をつけて30分位窓を開けておくと、ヤモリの餌たちが向こうから舞い込んでくる。ソレを生け捕りにしてヤモリの部屋(大きめのガラスコップ)へ入れておくと、次の朝には跡形もなくヤモリの腹へ収まっていると云う具合だ。
ヤモリはちいさな声で鳴く。それもまた可愛い。

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