FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

台風がきた 

2019/08/16
Fri. 10:11

やっと棚経が終わった!

最終日は大型台風が西日本を通過するということで、前日から行政の防災放送が何度も流されていた。
北に小高い山を背負った南向きの万善寺は、中国山地の南(広島県側)を西から東へかけて台風が通過すると、強風に注意しなければいけない。
保賀の谷を琴引山から強風が吹き下ろしたり、逆に琴引山へ向かって吹き上げたりする風の道になっていて、あまりにも風が強烈だったり、気圧が一気に変わったりするとつむじ風に変わったりすることもある。

まだ、島根県へUターンしてすぐの頃、土蔵のトタン屋根が畑のど真ん中まで吹き飛んでV字にひっくり返った。健在だった前住職夫婦が大騒ぎをして大変な思いをしたが、人力でもとに戻すことも出来ないし、ひとまず雨よけのブルーシートを掛けて当面はソレでなんとか凌ぐしか無いことになった。
そもそも、土蔵の屋根がトタンぶきだというところから本来の土蔵の意味をなしていないような気もするのだが、現住職の私が小学校へ上がる前後の頃までは薄っぺらいソギぶきだったから、ソレよりは少しはマシになったといえるのかもしれない。

さて、棚経最終日の台風は、結局傘を一度も使うことなく午後2時前にすべて終了した。
お盆に入ってからはお檀家さんを中心に棚経をおつとめするが、この近年は高齢者の一人暮らしが増えたり、市街地に家を建てたお子さんがそちらへ引き取られたりなどして、昔から継続している棚経の暗黙のルールのようなものがしだいに乱れ始めてきた。
お経を読んでいる最中に何度も着信が入ったりしてどうも落ち着かない。
移動中に返信をすると「台風で飛行機が飛ばなくなったものですから・・」とか「おばあさんの具合が良くなくて入院することになったものですから・・」とか、そういう連絡だったりして、結局、施主さんの都合にあわせて出直すことになったり棚経のキャンセルになったりする。
それでも、ソレはまだ良い方で、お知らせの棚経案内を郵送しておいても、返信もなく音信不通で家の鍵もかかってどうすることも出来ないという施主家もチラホラと増え始めているし、山寺末寺の住職としてはなかなか厳しい現実にジワジワと締め上げられている。お経が終わってお茶飲み話のついでに、気がつけばお檀家さんを相手に暮らしの愚痴が出ていたりしてドキッとすることが何度かあった・・・坊主にあるまじきことだ・・・反省!

まぁ、そんなこんなでひとまずシビレた身体をダマシダマシ8月の前半をなんとか凌ぐことが出来た。
これから、万善寺の夏本番を迎え施食会法要がある。
身体が思うように動かないから、近所のお檀家さんに荘厳のお手伝いを頼んだ。それから、お墓や参道の掃除も近所の心安いお檀家さんが汗を流してくれた。
これからは、自分で出来ることが少しずつ減っていくのだろうな、きっと・・

IMG_0248.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/3269-c621bb82
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2019-11