FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

夏の坊主 

2019/08/24
Sat. 11:16

飯南高原は朝晩が寒くなって過ごしやすくなった。
日の出日の入りも一ヶ月前からすると目に見えて変わってきた。
境内へ舞い降りていたスズメの集団は、保賀の谷に広がる稲の穂へ飛散して姿を見なくなった。
ツクツクボウシが裏山の彼方此方で鳴き始めた。
ミンミンゼミの鳴き声もわずかに聞こえる。
気温の上昇が激しすぎるからか、近年はセミの鳴き声をあまり聞かなくなった。
昔は境内の庭木へセミの抜け殻がたくさん張り付いていたものだが、最近はシーズンに2〜3個しか見かけることが無い。
少し落ち着いて自分の周辺を見渡すと、確実に自然環境が変化していることを実感する。

朝の用事を一巡しても、汗をかかなくなった。
ポットに湯を沸かしてコーヒーの準備をしながらインスタントのオニオンスープを一杯すすった。
5月末に退院してから後、寺にいる時はだいたい朝のスタイルがこんな感じで落ち着いている。
ご飯1合だと3日で完食する。
お供えに頂いた素麺だと1日に一束茹でる。
御下がりのお餅だと食べやすい大きさに切り分けて冷凍しておいたものを2個ほどレンジでチンする。
主食はそのようにして昼食と夕食の時に食べ分けながら毎日が過ぎている。
夏の間は、棚経の先でお布施代わりに夏野菜をいただく。
きゅうり一本やなす二本やピーマン三個に、時々トマト一個くらいを「今日の朝収穫したものですけぇ〜」と新聞紙に包んでおすそ分けをいただく。
一軒一軒はわずかなものだが、その日一日棚経を一巡すると、自分一人で食べきれないほどのひと夏分の食い扶持が集まる。
棚経帰りに、この夏になってはじめて近所の農協スーパーへ寄っておすそ分けでカバーできないタンパク質を補充した。
2割引や半額を探すのだが、鳥や豚や豆腐や練り物など、十分すぎるほどの食材をゲットできた。夏の約1ヶ月半はせいぜい食費が5000円もあれば十分で、かなり助かる。
それに、市街地でお住まいのお檀家さんからはチラホラとビールの詰め合わせがお供えで届いたりして、毎晩の晩酌も不自由がない。
必要経費の出費と云えば、棚経移動の燃料代にお知らせ案内の郵券代、それに生活費の光熱水費がいつもより増えるが、それは節約も限界があるし、仕方のないことだ。

夏の坊主は、なかなか厳しいハードワークが連続する。
しかし、一方で特に贅沢をしなければ生活のゆとりも出来て気持ちが豊かでいられる。
世間の在家のようにお盆休みで帰省の家族親族でごった返す慌ただしさもない。
一日が終って文庫本片手にいただきものをつまみにしてチビチビやりながらノンビリ過ごすオヤジの一人飯もなかなか良いものだ。

朝の用事が終わるとコーヒーでひとやすみ
IMG_0263_20190824110444ec3.jpg

頂いた夏野菜が大活躍!
IMG_0213_201908241104376e2.jpg

豚肉は半額、朝どれきゅうりが美味い
IMG_0247.jpg

冷蔵庫で眠っていたベーコンを発見!
IMG_0249.jpg

塩麹浸けの鳥はチョット油断して揚げすぎてしまった・・・
IMG_0250_20190824110441a21.jpg

シーチキンとあえたいんげんやスープにしたトマトはお供えの御下がり
IMG_0262_201908241104430ea.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/3272-e259d37c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2019-12