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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

気持ちの向く先 

2019/08/29
Thu. 13:18

銀山街道や出雲街道脇の田圃でコンバインが動き始めた。
年々稲刈りが早くなってるように思っていたが、今年は8月のうちから稲刈りが始まっている。早稲の品種や飼料米のこともあるのだろうが、それにしても早い。
週が変わって義務教育の子供たちの通学風景が戻ってきた。
こちらも、8月のうちから二学期が始まったようだ。
自分が歳をとったせいなのか、周囲の色々なもののスピードがどんどん速くなっているように感じていたが、そういえば、まだ8月に入ったばかりで棚経が始まった頃、やっと実り始めたばかりの稲穂スレスレに盆トンボの大群が風に乗ってホバリングをしていた。風向きが変わると一斉に銀くん目がけて向きを変えてくるものだから、チョット焦って思わずハンドルを握る手に力が入った。
梅雨が開けて連日暑い日が続いていた。

諸仏の夜法要がひとまず落ち着いた。
これから8月末までに幾つかの古墓一切追善法要が少し残っているだけなので、気持ちが日に日に彫刻の方へ向き始めている。
今年は5週間の入院生活のおかげで、かなり大量のメモが溜まった。
その中から幾つか目星をつけておおよそ制作の方向を決めておいたものを仏事の合間に眺めて再考していると、また次の欲が湧きはじめてきた。
夜、オシッコで目が覚めてなかなか寝付けなくなってしまった時にメモの幾つかを思い出したりすると、またまた無駄に浅ましく欲深いコトを考え始めてしまったりして収集がつかなくなる。
結局は、今の自分の体力や体調と相談しながら無理のないように出来ることを精査することが肝心なのだが、どうもすんなりと割り切れないで気持ちがジタバタと落ち着かない。
今まで造ってきた彫刻は、必ず形の何処かへどうでも良い蛇足がひと手間加わってしまうことばかりだった。ソレはソレで「ソレが吉田の彫刻らしさダ!」と云えなくもないが、やはり造り終わってみると無駄な蛇足が無駄に目について造形の緊張感が崩れていたりする。
結局は考えすぎているからだろうし、やれば出来てしまうくらいの邪魔な技術が我が身に染み付いてしまっていて、それで身体が勝手に動いてしまうのだろう。
この頃は、彫刻であると言えるかどうかもわからないような、なんの変哲もない彫刻が造れると良いと思う。

1日中晴れて良い天気だと思っていたら夜になって土砂降りになったりして、銀くんのリヤデッキに積んであった彫刻梱包用の古毛布などが濡れてしまった。
稲刈りが終わって11月から農閑期の数ヶ月ほど次の彫刻を展示させてもらうから、今のうちに前に造った彫刻を引き取ってもらう施主家まで移動する。
秋雨前線の様子をみて2tのユニック車を予約しておいた。
全部で4点の彫刻を早朝から積み込んでお昼前にそのうち3点ほどを施主家の庭先へ仮置きした。それから寺へ移動して残りの1点を境内の端へ設置して夕方に2tを返却した。
今の体調で少々無理をしすぎたように思うが、とにかくこれから彫刻制作がはじまる・・・

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