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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

冬の簾 

2019/12/08
Sun. 23:52

皆さんご存知のように、私は本業彫刻家で家業住職坊主で実態はヒトギライな引きこもりニートオヤジ・・・といったところですが、一方、毎日刻々と日が短くなって冬至やクリスマスが近づく、まさにちょうど今の時期がとっても好きでウキウキしてしまうのです。
ようするに、微々たる一日の用事をアレコレと言い訳を用意しながら先送りしつつ、昼間からダラダラ自堕落にニート暮らしを続けているオヤジにとって、昼間が短く夜が長いという1日はかけがえのない至福の1日であるというわけなのです・・・

積雪にもならない雪がパラリと降ってすぐ消えたあと、今の時期にしては珍しいほど晴れの日が長く続いている。
晴れの少ない冬の日本海側で外仕事には絶好の良い天気がここまで長引くと、日頃怠け者のボクでも流石に何もしないで毎日ゴロゴロしているわけにいかなくて、朝から夕方まで境内をグルグル回りながら庭木を刈り込んだり雪囲いをしたりして過ごしている。
もう、かれこれ10年くらい前からシーズンになるとしぶとく使い続けていた簾が、今年の夏の終りになってついに編糸がバラバラにほつれ始めた。それでも風化の具合がそのまま捨てるには忍びないほど渋いものだから、なにか他のことで使えるかも知れないと丸めて土蔵へしまっておいたのをフッと思い出して、黒竹の雪囲いで使うことにした。

昨年までは、土蔵の雪がずり落ちる丁度真下に自生する黒竹が気にはなりつつ、これといって何をすることもなく自然の再生に委ねてばかりだったのだが、流石にほったらかしのままだと年々勢いが無くなってこのままだとそのうち絶えて自然消滅するのがみえはじめてきた。
丁度運良く春の筍の時期に入院して寺を長期間留守にしていたのが幸いして、住職の手が入らないままアチコチから芽を出した黒竹の筍がのびのびと成長した。大きくなって葉を広げた若竹を見ると、それなりに殺伐な境内の風景に少しばかり風情が感じられたりしたものだから、これからしばらくは「チョット手厚く育ててやっても良いなぁ〜・・」と思うようになって、今度が彼らにとって初めての試練の冬になる。
若竹も1年を無事に乗り越えれば2年目から少しずつ繊維も丈夫になって特有の黒光りも艶が増してくる。
廃棄処分同然の簾がどれほど雪囲いの役に立ってくれるかわからないが、無いよりはマシだろうと、朝課のお経が終わってから庭へ出た。

12月になって小品彫刻展の会場はCloseが17:00となった。
陽が短くなって島根の田舎では観光の足も早くから途絶えるし、営業の経費削減も考えなければいけない。それで、彫刻会場の受付も17:00少し前には電源を落として入場を止める。このところ、通勤坊主で寺からの出発が遅れて会場のCloseに間に合わないことが続いていて、ショップのスタッフさんに迷惑をかけてばかりで恐縮する。
今度15日の夕方から石見銀山の近所から出品の彫刻家が集まって慰労や情報交換を兼ねた忘年会のような集会を持つことにした。作家の皆さんへ告知したところ、暮れの忙しい時期なのに四国の松永さんが駆けつけてくれることになった。宿泊の手配も出来たし、当日まであと1週間足らずになった。今から楽しみだ。地酒の新酒でも探してみよう・・・

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