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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

眠れない夜 

2019/12/09
Mon. 23:40

右手の痺れは、これ以上ひどくならないように気をつけながら死ぬまで上手に付き合うしかないことになった。特にネガティブに思うこともないが、痺れが我慢できなくて深夜に目が覚めてしまうとそれから後が目が冴えて眠れなくなって、ソレが少々つらい。
小品彫刻展がスタートした頃は痺れもいつもどおりでそれほど気にならなかったのに、受付で長い間ジッと椅子に座っているといつの間にか身体の節々が凝り固まって動きがぎこちなくなっていたりする。そういうことが何回か続いているうちにこうして眠れなくなる夜が増えてきたところだ。
「素人診断はダメよ!きついんだったらちゃんと病院へ行きなさい!!」
食事の何気ない会話でポロリと愚痴らしきことをこぼしてしまうと、だいたい何時もそうやってワイフに厳しく叱られる。
自分としては「今日は何時もよりチョットだけ辛いな・・」くらいの軽い世間話のつもりなのだが、途端に食卓の空気が重く沈んでせっかくのメシが急に味気なくなってしまう。
こうして、自分はこれから先少しずつ歳をとって身体が不自由になっていくのだろう・・

眠れない夜は趣味の音楽にドップリと浸かってそれなりに充実した時間を過ごしている。
昔はFMのエアチェック専門で、ジェットストリームが終わってからのアスペクト・イン・ジャズを楽しみにしていて、油井正一さんのプロフェショナルな解説が良かった。録音しておいたカセットテープを聴き直してLPを探したりするのも楽しみの一つだった。
オスカー・ピーターソンの「ナイト・トレイン」を探しだした時は、ジャケットの写真がメチャクチャカッコよく感じた。ニュー・アルバムではなかったが中古品でもなくて、当時の貧乏学生にはなかなか手を出せないまま何度も購入を断念したものの、やはりどうしても欲しくてその月の25日に手渡しでもらったアルバイト代をリーバイスのお尻ポケットに入れて新宿三越の裏にあるレコード店へ直行したことを覚えている。肝心の楽曲の方は、オスカー・ピーターソンらしいラウンジジャズのような癖のないテクニカルな演奏で、それこそ眠れない夜のお供に最適だった。

LPレコードの時代は、カッコいいジャケットのデザインを探し出すのも楽しみの一つだったし、何より美術の基礎を勉強していた自分には趣味と実益が一つになってとても都合の良いデータベースにもなっていた。特に本気になって分析をしていたわけでもないが、中でもジャズは中身の楽曲がボンヤリとイメージできて好きなものが多かった気がする。
ニューシネマが全盛の頃はまだ高校生だったが、いちご白書の主題歌にもなったジョニー・ミッチェルのサークルゲームを松江のレコード店で探した時は、アルバムジャケットのイラストがやたらとオシャレでカッコよくて、レコードプレーヤーも持っていないのに思わずそのレコードを衝動買してしまったこともあった。ナント!、そのイラストはジョニー・ミッチェル自身が描いたものだった。彼女の透明感のある歌声がそのままイラストになった感じで「ボクにはとてもあぁ云う絵が描けるセンスはないな!」と、それでデザイン科を受験することをやめた。
今は、トルド・グスタフセンのアルバムデザインが好きだ。ノルウエーだったかスウェーデンだったか、彼は何処か北欧のジャズマンだったと思う。勿論中身の楽曲もボク好みで良い!最近、夜に眠れない時はよく聴くようになった。

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