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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

冷たい雨 

2020/01/08
Wed. 23:12

年末にじゅん君が風邪をつれて吉田家へ帰省した。
それから大晦日で除夜の鐘を撞きに万善寺へ来て正月3日の早朝まだ暗いうちに吉田家へ帰って週明けの仕事始めまで過ごした。

彼が一人暮らしを始めてからそろそろ15年くらいにはなる。
その間に、元々じゅん君の部屋を妹たちが代わる代わる模様替えしながら使いまわして、その後少しの間ワイフの部屋にもなっていたが、やがて家中のいらないものを詰め込んで物置になった。
長女のなっちゃんが子供を連れて帰省することが決まってから、彼女と子供の寝起きする部屋が必要になったので、しばらくぶりに日常使用ができるように物置を片付けてみるとロフトに1つとワイフの彫刻制作部屋の隣に1つの2つほど昔のようにひとの暮らしが出来るほどの部屋に戻すことができた。
少しずつ寺暮らしのほうが増えてくると、長い間使い続けていた吉田家四畳半のボクの事務所部屋が機能しなくなって、いつの間にかワイフとシロちゃんの寝室に変わった。それで居場所を失ったボクは、夏は涼しいところ冬は少しでも暖かいところを探しながら吉田家の各所を点々と移動しながらジプシー暮らしをしていたのだが、物置を片付けてからやっとオヤジの寝室兼用事務所部屋が吉田家ロフトへ復活した。

その復活したロフト部屋は元々じゅん君の部屋で、彼が高校を卒業するまでの青春期のさまざまな反抗の痕跡がそのまま残っている。年末年始を彼は数年ぶりに大量の風邪の菌をばらまきながらその部屋で過ごした。
それが原因かどうか分からないが、だいたい風邪をひくことがないボクが10年ぶり位に大風邪をひいてしまった。久しぶりの風邪はそれはそれはヒドイもので、ノドは痛いしハナは詰まるし、熱が出なかったのがせめてもの救いだった。
ちょうど、風邪で一番つらかった時に葬儀が重なってしまった。
とにかく、なんとしてでもキャンセルできないことだから、フラフラしながら納骨までつとめて一段落して「コレで少しは休めるぞ・・」と一瞬思ったのだが、まだ昨年末からの七日務めが引き続いていることを思い出した。

寺の用事の合間を縫って風邪薬をもらいに病院へ走った。「それじゃぁ、総合感冒薬を出しておきますから・・コレ、眠くなりますから車の運転は控えてくださいよ」と、念押しされて1週間分の薬をもらったのだが、吉田家からの通勤坊主や寺の用事で銀くんを運転しないわけにいかないから、結局まともに薬をのむこともできないまま1日を過ごし続けて今に至った。
まともに夜も眠れないまま、この数日過ごした。年始のカレンダーも発送作業が頓挫したまま三連休に入って、最終日は保賀のとんど祭で朝からお経を読んで、午後からは年始会が始まる。
今年は雪もなくて春めいた暖かい過ごしやすい日が続いていたのに、とんど祭を前にしてもう冷たい雨が降りはじめた。風邪薬で少しほど持ち直した体力がこのまま年始会が終わるまで保ってくれるかどうか少々心配だ。次の日はまた7日務めが巡ってくる・・・

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