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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

肩書 

2020/01/24
Fri. 17:03

そろそろ申告の準備をする時期になった。
頚椎の手術で5週間入院していた時に、時間だけはたっぷりとあったから色々と行く先のことをシミュレーションしていたのだが、退院して現実の世界に戻ってしまうとアレコレ考えていたことなど忘れてしまって目先の事物を片付けるだけで手一杯になった。
申告も、公務員を早期退職して寺の住職と掛け持ちしながら自営業を始めたところで青色申告に切り替えた。それからかれこれ15年位は経っただろうか・・・年齢的には引退をしてもおかしくないから自営業も「そろそろ身辺整理して廃業しても良いかもしれない・・」と漠然と思っていたのだが、なにか具体的に行動することもなく今に至った。

たまたまだろうが、昨年はとにかく寺の用事に忙殺された。
年明け早々から絶え間なくお葬式が続いて入院の日程を調整することにも苦労した。すでに決まっていた法事の日は動かすことが出来ないから隣町のご住職へ代行をお願いしたりもした。それでも、万善寺程度の弱小寺は宗教法人の様式に即して申告事務をするだけだからなんとかなるが、自営業の方は収入支出や各種控除から減価償却のことまで例年と変わりなく事務を進めるしかなくて何かと厄介だ。
とにかく何もしないで済ませるわけにいかないから、廃業のことを考えながら自営業関係の身辺整理を始めた。

1年分の関係書類を中心にアチコチへ散らばっていたものを整理していたら随分昔の名刺類がドッサリと出てきた。
そういえば、あの頃はそれなりに営業の努力もしていて名刺交換の機会も多かった。頂いた名刺は、だいたいが公的使用の名刺で有効期限はせいぜい2〜3年程度のものだろうし、顔と名前が一致するものは一握りあるがどうか程度のものがほとんどだったから躊躇なくゴミ箱直行になった。
名前と住所と連絡先がわかればデータとしては十分のはずだが、どれもこれもやたらと肩書が長々と、そして数々と、多い。
京都で交換した○○寺のご住職はすごい名刺だった。
普通の名刺サイズの横が2倍になっていて、裏表4面にビッシリと様々な肩書が列記してあった。その名刺をもらったときも「そういえば、あのボォ〜さんアレコレと自分の忙しさを強調していたなぁ〜・・・」と顔までは思い出せなかったが、その時の映像はボンヤリと浮かんできた。

さて、自分の肩書というと・・・いったい何なのだろう?
「これいったい何ですか?」と鉄の彫刻を指差されると「彫刻家」と言っているし、着物の時は「坊主」とか「住職」とか言っている。
名刺には、自分の名前に添えて「島根県彫刻振興委員会」と「工房むうあ」は石見銀山の住所連絡先、「龍雲山万善寺」は飯南高原の住所と連絡先をそれぞれ載せていて、「彫刻家」とか「住職」とか職名は無い。何をやっていても「ボクが吉田正純です!」とわかってもらえればそれでいいと思っている。
それにしても気がつけばいつの間にか名刺交換の機会など全く無くなったなぁ〜・・・

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