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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ラムと古古古古米 

2020/02/20
Thu. 14:30

日曜日の夜から降り始めた雪が月曜日は終日降り続き、火曜日の朝には膝下まである鉄板入りの安全長靴の履き口から雪が入り込むくらいに一晩でドカッと積もった。
その日は六・七日檀弘忌があるので、いつもなら施主家に10時着くらいで準備をして出かけるのだが、これだけ雪が積もると参道の道開けをして銀くんを国道まで移動させるだけでお昼を過ぎてしまう。まずは、施主家に電話して現状を伝え、七日参りはお昼を過ぎてからということで了解を得た。

今度のドカ雪は水分をたっぷりと含んだ重たい雪だった。
こういうタイプの雪は除雪に苦労する。スコップもプラスチックの華奢なものだと雪の重さに絶えられなくてすぐに破れ壊れてしまう。それで土蔵にしまってあったアルミ製の雪かきスコップを取り出して雪を払いながら一本道を長靴で踏み固めつつ参道をお地蔵様の前まで降りた。夜の雪は一気に降り積もるから、あらかじめ前日の夕方にお地蔵様横の林道脇まで銀くんを降ろしておいたのだが、その銀くんも雪にすっぽりと包まれてすぐに動かすことができない。林道にはすでに車の轍ができていたから、その轍へ銀くんをはめ込めば国道まで進めるはずだ。
保賀の谷へ除雪車が上がってくるのはだいたい午後の3時位になる。それまで待てば楽に銀くんを動かせるのだが、夕方まで七日参りを遅らせるのもどうかと思うし、とにかく少しでも早くに銀くんを脱出させることにした。
前日から降り続いていた雪は七日参りが終わる頃になって止んだ。
しだいに雲が薄くなって雪の積もった琴引山から大万木山の峰が雲の切れた青空をバックにくっきりと白く浮かび上がって目があけていられないほど眩しい。例年だと3月のお彼岸前後に降る雪の後がこういう感じになる。今はまだ2月で1ヶ月ほど早いから、夜の放射冷却でかなり冷え込むはずだ。
寺へ帰ってから庫裏の南側にある縁側の温度計を取り外してお風呂場へ移動しておいた。
屋外はすでに夕方から氷点下まで気温が下がっていたし、深夜になって屋内の温度が氷点下5℃を下回るようなら水道管が凍結する。

その夜、飯南高原は午前2時に−7℃まで下がり、夜明け前の午前4時には−8℃になった。万善寺のお風呂場は夕方から電気ストーブを持ち込むなどして気をつけていたから、深夜の時間帯でー3℃まで下がったがソレ以下にはならないで済んだ。
水曜日の朝をほぼ徹夜に近い状態で迎えた。
本堂の朝の用事を済ませていると、東からの日差しに自分の動いて巻上げたチリがキラキラと反射していた。
庫裏の方で雪吊りのものすごい音がして本堂が少し揺れた。朝日に緩んだ屋根の雪が一気にずり落ちたようだ。それから一日中絶え間なく小規模の雪吊りがアチコチで続き、お昼を過ぎた頃からそれに雪解け水の雨だれの音がにぎやかに加わった。
この様子だともう一晩ほど放射冷却が続きそうなので寺に泊まることにした。
年が変わって冷蔵庫で眠っている古古古米が乾燥しきった古古古古米になった。捨てるわけにもいかないから最近は一人用の土鍋を灯油ストーブに乗せて出汁味のおじやを作っている。夜はソレにラムを5切れほど解凍して野菜と炒めた。

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