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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

銀座の彫刻展 

2020/03/21
Sat. 10:39

東京は昨年秋の展覧会以来だからおおよそ半年ぶりになる。
メディアは連日コロナ肺炎の話題が絶えないが、彫刻搬入で都内を移動していると特にいつもと変わらない賑わいが続いているように思える。
ノッチが近所のカフェでラップトップの仕事をしていたらいつもより営業時間が短縮になって追い出されてしまったと家族のSNSに載せていた。
人が集中する場所では、すでにコロナ肺炎の対策で営業の見直しを迫られているようだし何かと不安なことだろう。

銀座のギャラリーは、彫刻のグループ展へ約20人の彫刻家が出品した。
遠方からの出品者はコロナ肺炎の流行を心配して殆どが業者搬入に切り替えていた。
ワイフと私の彫刻搬入は丁度仕事が休日だったキーポンが手伝ってくれた。
彫刻からテーブルまで制作してお彼岸の準備と連続で酷使を続けていた足が悲鳴を上げて銀くんを運転するのもやっとだったから、都内の移動や彫刻の展示にはキーポンが私の足代わりになってくれて本当に助かった。
私は原則として展覧会の展示は自分ですることにしている。まだ学生だった頃からの自分で自分自身へ科したルールのようなものだ。会期中に自分の彫刻が安全であるかどうかを自分の目で確かめておくことは自分の責任でもあるからやはり展示が終わるまではなかなか人任せにして済ますことが出来ない。小心者のチキンだからソレも仕方がないことだ。
おおよそギャラリーの展示が落ち着いたところで、作家は三々五々解散した。コロナ肺炎のことがなければ、何人かが集まって慰労会くらいはしただろう・・・
ワイフはなっちゃんのところでお世話になることになったので、地下鉄のホームまで一緒に行ったあと、右と左に別れた。
私は、展示を手伝ってくれたキーポンへお礼の夕食をご馳走することになった。

なっちゃん夫婦の新居用に造ったテーブルは、サイドテーブルを回転させて引き出せるようになっている。
最初から2つに分けて造れば済むことだが、部屋を無駄なく有効利用するには2つを1つに合体させておいたほうが収納の手間や場所の確保も省けるし都合が良いだろうと、無い知恵を絞ってその構造を考えた。それに、パーツの部品を増やせば業者搬入で済ますこともできるが、ボルトで組み立てるような構造では永年使用には華奢すぎて弱いものになる。やはり、頑丈な造りにするには構造の大事なところは溶接しておいたほうが丈夫だ。そういう事もあって自分で直接搬入をして最終に現場で組み立てる方法を選んだ。サイズはなっちゃんの要望を元にして、銀くんのリヤデッキに収まるように決めた。自力で積み込みをできるように使用する鉄材の重量などを優先したのだが、実際に新居で組み立てていると、やはり人手を頼んでも材料に妥協しないほうが良かったと反省した。
テーブルや椅子などの家具を中心として間仕切りなどオリジナルデザインのインテリア関係のモノは、昔から時々依頼を受けて制作している。
バブルの頃は造ればすぐに売れていて、今思うと随分贅沢に暮らしていた。今はそう上手くはいかないが、たまには彫刻から離れて暮らしに密着した実用の工夫をすることも自分の造形感を新鮮に維持するために大事なことだと思っている。

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