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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

春先の裏庭 

2020/04/15
Wed. 23:24

しばらく晴れの日が続いていたので吉田家裏庭の整備をした。

もうかれこれ30年前に石見銀山の今の吉田家へ引っ越したのだが、その時は裏庭に枯れかかった桃の木と、芯が腐れ落ちてウロになってかろうじて外皮だけを頼りに生き残っていた梅の枯木が2本だけ残っていて、あとは畑になっていた。
吉田家の勝手口を出ると、すぐにそういう畑地が銀山川まで広がって川向うの田んぼから杉や檜の植林までなんの障害もなくスッキリと見渡せていた。
その畑地は、昔々はいくつかの小さな民家が建っていた痕跡が残っていて、キレイに方形に石組みされた基礎石が隣り合っていて、脇には井戸まであった。
畑は、その方形の基礎石を境界代わりにしてそれぞれの借り主がそれぞれ思い思いに各種野菜を育てていた。
銀山川には適当な間隔をおいて畑地から石の階段が出来ていて、川まで降りられた。
その階段もすでに幾つかは銀山川へ崩れ落ちて川の流れをアチコチで堰き止めていて、吉田家裏庭の2つだけがかろうじて使用に耐えられる状態だった。

今の吉田家を家族が日常不自由なく暮らせるまでに増改築した時に、家屋の下の土地だけは一括して吉田家へ繰り入れることが出来たのだが、裏の畑地の方は所有者が複雑すぎて書類の手続きが厄介だったのでそのまま手を付けないことにした。その後、過去からの所有経緯が少しずつ分かってきたのだが、結局譲渡の手続きやハンコのことなどがヤヤコシイままになったので、隣近所の暗黙の了解で土地の面倒を棚上げしたまま維持管理だけは吉田家が続けている。
それで、年に数回の裏庭整備が続いているわけだが、ワイフの好きが高じて30年前から年々各種果木と花木の庭木が増え続け、数年のあいだにアッという間に畑が消えて鬱蒼と木々が茂って森になった。実の成る木は収穫しながら剪定もできるが、花木は少し邪魔だからと気軽に好意で剪定すると、それに気づいたワイフからしこたま叱られたりしてどうも釈然としないものだから、わざわざセッセと汗を流して「叱られるのもバカラシイな!」と数年間手付かずにほったらかしていたのがいけなかった。
春先のピーピー豆から始まって、菜の花が繁茂してクローバーがはびこり、葛のツタが庭木に巻き付いて締め上げるようになると、もう手がつけられないほどの荒れ地ジャングル状態になってしまった。
このままにしておくと、どんどん整備がしにくくなることは分かっているので、彼女の顔色を伺いながら草刈りだけは徹底的に3日ほどかけた。おかげでチョットした里山風の趣が感じられるまでに回復したが、刈払った草の山が2つほど出来た。ソレと草に隠れた石段の崩壊具合がハッキリした。
数年前の水害で銀山川が増水した時、崩れて1つは完全に使えなくなっていた。残った1つも、階段脇の石垣の淵が川の方へ崩れ落ちて石段の半分が土に埋まっていた。それで、この際だからと工場の彫刻制作を早めに切り上げて階段を埋めていた土砂を少しずつ取り払ってなんとか前のように使えるまでにした。
裏庭は少しキレイになって気持ちが少し晴れた・・・が、右半身の痺れが増した。
なかなかすべてうまくはいかないものだ・・・ 

IMG_0914.jpeg

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