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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

シキビのポプリ 

2020/07/01
Wed. 18:06

ツツジの花が終わって菖蒲に変わった頃から剪定が追いつかなくて手つかずのままになっていたサツキが満開になった。
大般若経転読法要の厳修を目指して梅雨の雨と相談しながら境内の整備を進めていたのだが、結局今年も中途半端にその日を迎えてしまった。

飯南高原を中心に手間替え随喜でお付き合いをさせてもらっている寺院では、すでに二カ寺がコロナウイルス蔓延を受けて法要中止を決めた。
例年だと4月から始まっている弘法大師さんの供養法要も二つのお大師講が法要取りやめとなった。
いずれにしても法要の主催母体が判断して決めたことで、決定に従うことも大事な義務だと分かってはいるものの、一方で宗教信仰の根本となにかしらのズレが生じているようにも思えてしまうのは自分だけのことなのだろうか?
現代社会の世間常識がコロナに向けて世界規模である一定の方向へ舵を切っているような状況だから、一個人の宗教的思想などどうでもいいようなことなのだろうが、私個人としては現在の日本寺院は「まず檀信徒お参り在りき!」というところから各種宗教行事がスタートしているというのも何処かおかしな気がするのだけど・・・
それぞれの寺院でお祀りの御本尊様はじめ各種仏様の功徳に感謝し檀信徒お一人お一人の身体安全を祈念し、各家先祖代々を追善供養し、それに何より人類の平和や国家の安寧を祈念するというような宗教信心は、檀信徒のお参りが有ろうが無かろうが日々粛々とおつとめを続けていくということこそ宗教家の本来あるべき姿であるように思う。
私のように「チョット彫刻制作があって・・」とか「1週間ほど展覧会があるもんで・・」とか言いつつ住職が平気で無住職になってしまうような超いい加減なナンチャッテ坊主は、毎日同じように日々のおつとめを続けることなど出来ているわけもなく、だからこそせめて寺の年中行事で厳修される法要くらいは体力の続く限り休まないで続けていくことくらいしか出来ないと思っている。

法要厳修に向けて境内の整備作業しながらいつものようにお寺からの法要案内のお知らせを配布して回った。お参りもゼロでは無いだろうと思っていたら法要の当日は15人ものお参りがあった。例年でもお参りはせいぜい20人足らずのことだから、飯南高原の皆さんは日頃から十二分なコロナ対策が出来ていて「感染の恐れなし!」と自信を持っていらっしゃるのだろうと感心した。各種メディアで連日のように具体的な予防対策が流れているからすでに皆さん周知のことで、皆さんそれぞれそれを実践されながらのお参りとなったのだろう。
今年は接待を自粛してペットボトルのお持ち帰りを用意した。それに、少しでもお役に立てばと思って、いつもの大般若経守護札に加え、乾燥させたシキビをポプリにして携行用守護札を造った。当日午前中に別途祈念して香に勲じたものをお参りの皆さんへ持ち帰っていただいた。日頃気忙しい暮らしの毎日に、シキビのほのかな香りを身近に意識することで万善寺の大般若経転読会の祈念守護を思い浮かべていただければ良い。

アチコチで栗の花が終わり、今は合歓木が花を咲かせている。

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2020大般若案内

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