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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

彼岸の中日 

2011/03/22
Tue. 08:45

春雨の冷え込みの中、万善寺彼岸会法要を行うことになりました。

万善寺は、地域の中心地から約3km離れたところの国道から1km近く入り込んだところに位置していて、檀信徒の皆さんのお参りにも不便をかけてしまっていますが、こればかりは今さらどうしようもないので、寺としてはひたすら皆さんのお参りをまち続けるしかありません。

最近は、高齢化が進む一方で、代譲りを受けた働き盛りの家長さんは仏事のお付き合いで仕事を抜ける訳にもいかないので、当然のごとく信心離れも加速して、地域のお寺とのお付き合いは自然と疎遠になってきています。

此の度も、冷たい雨の1日でもあったのでお参りも10人ほどで、淋しい彼岸法要になりました。
もっとも、平成の代になってから地域檀家さんの急激な減少もあって、参詣率100%でも40人足らずですから、そのことを思えば4分の1のお参りを頂いていることになって、私としてはそのようなものだろうと納得はしています。

かわいそうなのは老住職夫婦です。
ひと頃は本堂の位牌堂座敷がいっぱいになるほどの参詣を頂いていたこともあって、そのような時代には前日からお接待の準備で大忙しの末、当日は法要の裏番組でのお時配膳など、住職もおかみさんも脇目もふらず汗を流していたものです。
古き良き時代に思いを駆せながら、今年も変わらず老体をムチ打って40人分の座席やお時の精進料理を準備する老住職夫婦の姿を見るのは辛いものがあります。

時代の流れに取り残されていることを薄々感じつつ、一方でそのことから逃避して毎日が瑞々しく息づいていた頃の面影を追い続けている老夫婦を見ると、無駄が多くて家計が苦しくても世間のお祭りごとのように事業仕分けで業務見直しを迫るようなことは当分の間出来そうにありません。

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