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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

新命さん 

2011/03/31
Thu. 07:09

仏事の決まりごとについては、私がビックリするほど気配りが行き届いてこまめに働く老僧が、最近少しずつポイントを外しはじめるようになってきました。
これは、老僧の仕事を少しずつ私が取り上げているからだと思います。
せめて本堂の日課位はできるだけ今までと変わりなくつとめ続けてもらわないと、どんどん彼の仕事が少なくなって、そのうちなにもしなくなって、気がついたら寝込んでしまっていた・・・などという近い将来の姿が想像されてしまいます。

このところの仏事の節目節目にそんなことを思ったりもするようになって、工場の仕事もなかなか集中できまいまま1日が簡単に過ぎてしまいます。
坊主の世界も、最近は政治指導が秘かに浸透しはじめていて、昔ながらの修行でたたき上げられた坊主達は、社会に対して牙をむくような過激な行動とは疎遠になって、眼前の事実を丸飲みに飲み込んでいるように感じます。
気がつくと坊主の生業の主体が副業中心になったりしていて線の引きどころが曖昧になって、暮らしも楽なほうにシフトしてしまいがちのようです。

新命披露で訪問する寺寺も、何故か事前に打ち合わせでもしたように数字の話題が出てきます。今まであまり深く首を突っ込んでいなかった世界の実態を垣間見たように思います。
万善寺と老僧夫婦は、時代の流れに完全に取り残されてしまっているようですが、かれらにとっては、かえってその方が幸せかも知れません。

新命住職は煙の如く消え去ってしまいたいと思うこともしばしばです。
ちなみに、「新命(しんめい)」とは、新住職のことで、万善寺の場合は私のことになります。

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