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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

お風呂と薪ストーブ 

2011/04/09
Sat. 03:58

もう何年も前に造って納品した薪ストーブのことで問い合わせがあったので駆けつけてみると、錆の度合いが激しくて見た目も悪いし、このまま放置して大丈夫かと心配になったとのこと。

その薪ストーブは8畳間はあるだろう広さのお風呂の片隅に設置したもので、夏シーズンには湿式のサウナストーブにもなるようにしたオールシーズン使用可能の薪ストーブとして造ったものです。

設置場所が日の光の届かない暗がりのせいもあってなかなか細かいところまでの消耗具合がわからなくて、施主さんの方では余計心配になったようでありますが、使用の板金の厚みや、組立パーツの数など、そのあたりは使用状況とメンテナンスのこともあれこれシュミレーションしながら造っておいたものなので、実際現状をチェックしてみると何の問題もなく、それなりに経年疲労も想定内で、ひとまず安心といういう感じだったので、それらのことをチョイと専門用語を交えながらお話しつつ、それでも一通りパーツを分解して掃除をしてその場を収めておきました。

そのお風呂は、湯船のお湯はガスと電気で沸かし、寒い部屋を暖めるのは薪ストーブの役目という面白い構造になっていて、そのアイデアは現在の家主の旦那さん。
その旦那さんは知る人ぞ知るお風呂嫌いで、お風呂に入ることも「仕事のうち」的発想を打破することで、そこに楽しみやゆとりの空間を演出しようと考えたようであります。
結果、非現実的なお風呂空間として機能しはじめた訳ですが、評判は上々。

今は、世界経済がまだ元気だった頃の、夢が実現出来た頃の、仕事が自由に遊べた頃の楽しい思い出になっています。

IMG_1768.jpg

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