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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

トルソのこと 

2011/07/23
Sat. 08:21

早いもので、展覧会も終盤にさしかかってきました。

受付をしているとお客さんの色々な反応が帰ってきますが、面白いもので彫刻一つ一つにまんべんなく質問や感想が帰ってきます。
せっかくのことなので、出来るだけ忘れないようにメモを取るなどして何かの形に変えて報告したいと思っていますが、彫刻の制作者自身がそれを喜んでもらえるかはわかりません。

先日、作家のHさんから長文のメールが返ってきました。
自らの彫刻制作や発表に関する思いが語られていますので、ひとまず若干の修正を入れて転記しておきます。
Hさん修正ゴメンナサイ。何せ吉田はチキンなもので・・・

以下は私の浅学知識から。

これまでトルソはたくさん造ってきました。手足が無いので、肢体不自由の障害者団体から文句を言われたことがあります。
健常の方からは気味悪い、とも。
そんな方に「××に付ける薬は無い」と言いたいのですが、確かに、そんな意見があることは作者として承知しておかねばならない、とも思っています。
トルソは頭手足の無い胴体だけの彫刻のこと。
ギリシア時代の彫刻はブロンズが多かったのですが、エーゲ海で運んでいるときに沈没したものが多く、近世から今も引き揚げられているようですが、壊れて 手足や頭が無いブロンズ像が多いとか。
その模写であるいわゆるローマンコピの白大理石の彫刻も大理石がゆえに壊れたものが多いらい。
これらの壊れたものに価値を認めたのがトルソの始まりとか。
その壊れた彫刻やトルソが価値付けされたのは近代に入ってから。
意図的に造った彫刻家はロダンが最初とか。
トルソ理解については、文化的背景が違うので、○展の裸体の全身像を見慣れいる方には、なかなか むつかしいでしょう。時間がかかりましょう。
最近、思うことは○展は地方版美術、△展などは都市型美術とも。
地方新聞はそれに加勢しているようですが、新聞もビジネスですから致し方ないでしょう。

IMG_3286.jpg

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