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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

萩の空 

2011/12/04
Sun. 07:39

しばらくご無沙汰・・・といっても、かれこれ10年近くなるのではないかと思えるほど長い間、萩に行くことがありませんでした。

それは何故かと今になって色々考えてみてもこれといって思い当たる節もなく、強いていえば、ようするに日々の暮らしのなかで「萩まで行かなければいけないんだ!」という強い思いが忙殺されてしまっていたということでしょう。

萩には、私にとってかけがえのない友人がいます。
萩焼の作陶家内村幹雄氏です。
ひと頃は、彼の穴窯で焼成の勉強をさせてもらったりもしました。
お互いに子供の年齢が近いことや、島根から萩までの距離が日帰りの小旅行に最適だったりもして、家族ぐるみのおつき合いをさせてもらっていました。
そして何より、思っていることや造形の嗜好がとても似通っていることがお互いを引きつける大きな要因になっていて、そのことで私の心が内村さんに引きつけられていることは間違いないことです。
吉田家にはそんなおつき合いの中で少しずつ収集した彼の器が大小いっぱいあって、美味い酒が飲めるのも、何とも味わい深い手の跡の残る彼の萩焼の御陰が多分に影響していることは確かです。

九州からの帰りに何時もは素通りしているジャンクションを左にそれて日本海へ北上する道に乗ったら、ビックリするほどキレイに整備された自動車道が出来たりしていて、予定の時間を大幅に短縮して萩の内村さんの工房まで到着しました。

工房の窓ガラスの向こうに見えた彼の大きな後ろ姿は昔のままで、自分のことを覚えていてくれるかドキドキしながらコンコンと窓ガラスを叩いて訪問を知らせると、ふり返った彼の顔がとっても驚いた笑顔に変わったので、しばらくぶりの時間の溝が一気に埋まりました。

忙しそうな仕事の手を休めてお昼前まで私につきあってくれて、色々お互いの積もった話をして、吉田家の内村コレクションを若干補充して別れました。
今度は何時あえるか分りません。とても貴重な時間になりました。
萩の空はうろこ雲。海は風もなくてとても穏やかでした。

IMG_1740.jpg

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