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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

日本海の石 

2012/01/09
Mon. 09:06

このところの冬の日本海の天候は小康状態で比較的波も穏やかな日が続いています。

日が沈むには少し間があったので、通勤坊主の帰りにそのまま石見銀山を素通りして日本海へ直行。
空はドンヨリと曇っているものの、風はそれほど冷たくもないので彫刻に使う石を探してみることにしました。

何時も採取していた海岸に石が無くなっていてから半年近く経っているので、もしかして元に戻っているかも知れないとささやかな期待をしながら行って見るとやはりほとんど消えたまま。
何処か新しい採取場所を見つけなければいけないようです。

石見銀山は島根県のほぼ中ほどにありますが、その西北あたりが仁万(にま)から温泉津(ゆのつ)にかけての海岸になります。
そのあたりには、福光石という濡れると緑色になる石があって、ひと頃は、墓石から石臼や基礎石まで、用途を選ばないで加工消費されていました。
彫刻を彫ることも比較的楽なので良く使っていた石ですが、私がまだ陶芸をしていた時にはその石の廃材パウダーを釉薬代わりにしたりして器を焼いたりもしていました。

濡れると緑になる石が、焼くと茶色になるので、たぶん鉄分も結構含まれているのではないかと思っています。
そういえば、そのあたりの海岸線には海砂鉄を採取した、たたら製錬所の遺構が点在していたりもします。
何か関係があるかも知れないと、そんなことを総合して昔の風景を想像したりしながら石を探したりしています。

IMG_2336.jpg

IMG_9378.jpgこの中に濡れると緑になる石がいっぱいあったのに・・・

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