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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

冬の里山 

2012/01/10
Tue. 00:15

通勤坊主が続いていますが、道中の楽しみはiPodの音楽を聞きながら流れる季節の風景を見ること。

いつもは特に時間が指定されて急いでいる訳でもないので、流れる風景に面白いものを感じると、時々ポンコツ君を停めて写真を撮ったりなどしています。

キレイだと思うのは、冬の雑木林。
寺の近所の山々はほとんどが針葉樹の植林になっていて、何処を見ても特にこれといって季節の変化を感じることはありませんが、往復の道中には何の変哲もない普通の風景に、何故か引き込まれるほどの意外な美しさがあったりしてドキリとすることもしばしばです。

それは、朝日の薄日を遮る谷間に漂う霞だったり、遠くの山の向こうから沸立つ雲だったり、一面の蕎麦畑や麦畑だったりと様々ですが、なかでも、冬の葉を落した雑木林に雪が張り付いている様子の具合がとてもキレイに見えたりして好きだったりします。

葉を落してむき出しにさらされた木々の中心軸を辿ると、その木の成長の勢いの力強さに心が引きつけられます。
吹雪いて張り付いた雪がコントラストをより強めてくれたりします。
下草に積もった雪のお陰で山肌の様子が手に取るようにハッキリと見えてきて地形の起伏が自然と人工の境界を強調させます。
そのあたりに土地の人々の営みが見えたりして、隠すものがありません。

とても正直な裸の風景が見られるのは、晩秋から初春のこの時期しかないような気がします。

IMG_2323.jpg

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