FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

早春万善寺騒動記 

2012/02/28
Tue. 04:37

珍しく、旧暦初午が2月の内に巡ってきた今年のお祭りは、きっと寒くなるだろうなぁと、狭いながらも天井の高い本堂をどうやって暖房しようかと2・3日前からストーブをあちらこちらへ移動しながら待ち続けた初午祭の当日は、何のこともない、結構良い天気になって久々のポカポカ陽気になりました。

狭い境内の雪もどんどん溶けて庭全体が大きな水たまり状態。
私など、白衣に改良衣の坊主スタイルに長靴を履いて、奉納の桃太郎旗を取り付けたり、灯油缶を持って水たまりの庭をウロウロしたりしていましたが、そのような何とも形容のしがたい姿を想像して笑ってやって下さい。
とはいえ、昨年の初午祭は3月半ばで雪の降る荒れ模様でしたから、準備などもそれよりはずいぶん楽に出来ました。

東堂老師万善寺住職の在任が60年。
その間、毎年夫婦で切り盛りしてきた初午祭です。
昨年私が住職交代のあとなかなか気持ちの切り替えがうまく出来ないでいる老師夫婦が、お正月以来の大きな行事とあって久々に大はりきりで私の出る幕はほとんど無し。

特に、おかみさんの張り切りようは尋常でありません。
山のように餅をついて、二つ重ねの大きな鏡餅と祈祷のお下がり用の角切り餅をピラミッド状に積み重ねてお供え。
檀家さんが全員お参りでも余るくらいの洗い米。
お参りのみなさんに食べて頂こうと、貯蔵していた塩漬けを戻したりして大量の煮しめ料理。
重たいストーブを引きずりながら客間まで持ち込んだり、とにかくじっとしていません。
東堂老師の方は居場所が無くなって、一人ポツンと本堂のストーブの番をしていました。

なかなかの騒動でしたが、結局お参りはご近所さんの3人。
前後の状況を総合的に判断すると、今時の平日のお寺参りはだいたいそのくらいだろうと予測していましたが、見事に的中でした。

なにごとも、日々の作務に細心の注意をはらって遺漏ないようにしておくのも坊主の修行務めです。
寺を守り続ける姿勢を怠らない老師夫婦に頭の下がる1日となりました。

IMG_3016.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/793-7b42237d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2020-08