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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

あの頃は・・その3 

2012/05/08
Tue. 06:26

大牟田の井形さんには、現代彫刻小品展の1回目から小品彫刻を出品してもらっています。

私の気持ちの問題なのでしょうか、この近年、どう云うわけか行動の方向が西へ偏って来ているようで、四国やら九州やら、もちろん中国地方やら、どうもそのあたりの地域をグルグル回っていたりすることが多くなりました。

島根県の片田舎で万善寺や檀家さん達のお相手をしながら暮らしつつ、彫刻の制作などしていると、まだ世間のしがらみにそれほどガチガチに縛られていなかった頃をフッと思い出したりすることが増えてきました。
ダラダラと続くいろんな用事に区切りをつけてフトンに潜り込んで眠りの淵をたぐったりしていると、何故か1年に数回は出かけていたあの頃の九州や四国の町や風景が、その時の出来事と一緒に思い出されます。

島根に帰ってから床屋へは一回も行ったことがないまま今に至っています。
2・3年前まではワイフにお願いして頭をあたってもらっていたのですが、彼女も暇なわけではないし、どうせ坊主頭のことですから自分でバリカンぐらい使えるだろうと、最近では益々床屋へ縁が無くなってきました。
そんな状態の私が、まだ40歳になる前に一回だけ四国は高知県赤岡の床屋さんへ入ったことがあります。
その床屋さんは、滝田ゆうの絵に出てきそうな何とも味わいのある外見で、入り口らしきガラス戸には、確か「裏の畑にいます」とかいったようなのどかな張り紙がしてあって、そのような風情にひかれて入ると、アルミダイキャストの電気バリカンがぶら下がっていたり、ガラス鏡の縁の銀張りが経年変化で剥がれていたり、小さな磁器製のタイル張りの流しがあったりとなかなかの店内風景。
その床屋さんをわざわざ教えてくれたのが、高知在住のデザイナー梅原真さん。
彼も、そのような風情の床屋さんが好きで、長年通い詰めているのだとか・・
もっとも彼曰く、「商売っけがなくて、昔何やってたか分からないような怪しい・・」オヤジの方が気に入っている様子でした。

九州へは、長崎だけは何故か縁がなくて足を踏み入れていないのですが、それ以外は、結構何回も出かけていて、阿蘇の辺りは東西南北何処からでもたどり着けるほど、道路事情も覚えたりしていました。
宮崎は野外彫刻の関係で数年間通いました。
鹿児島は、知覧の町並みが何とも整然としていて、20年ほど前の、世界遺産など話題のかけらも無い頃の石見銀山の猥雑でホコリっぽい雰囲気とはえらい違いだと、感動したこともありました。
などなど・・・そんなことをフトンの中で一つずつ思い出したりしていると、結局寝付けなくなってしまうのです。

井形さんの住む大牟田は、有明海に面して平野が続いているせいか、空が限りなく広がっていて、これも石見銀山とはかけ離れた開放感があったりするので好きな町です。
夜の居酒屋も、ちょっと大きめの田舎町らしい、どことなく中途半端な感じの雰囲気が吉田の飲み助心をくすぐったりします。
柳川へはまだ行ったことが無いのですが、一度は訪問したいと思っています。
他にも、有田や伊万里などなど、九州は飽きることがありません。

そのような下心もあったりして、九州の土地っ子彫刻家の皆さんとは親しくおつき合いをしたかったりするのです。
それにやっぱり、性格なのでしょうかねぇ・・何か気軽にお付き合い出来るんですよ。九州の彫刻家の皆さんとは・・

井形亮子 2012年作 「The Annunciation」 素材:FRP

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まとめwoネタ速neo | 2012/05/08 20:11

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