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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

石のこと 

2012/06/10
Sun. 06:58

ここのところ、やっと雨が降るようになってきて、そろそろ梅雨らしくなりはじめたような気がします。

年回の法事は、檀家さんに農業関係者が多いこともあって、農繁期を少しずらした今の頃に集中しはじめます。
その気になって周辺を見回すと、あちこちで知り合いの坊さんを見ることが増えてきて、どこも事情は同じようなものなんだなと感じます。
万善寺も小さいながら、檀家さんの事情で6月に入ってから年回法事が続いています。

さて、肝心のワークショップ準備ですが、そのような事情で吉田の動きが若干停滞しています。これから1週間足らずは、体中のキシミをダマシながら何としてでも乗り切らなければいけません。
先日、直前のミーティングで3つに別れたコースのそれぞれに参加者数が見えてきて、あとは当日、町内からの飛び込みを期待して、おおよそ予測の範囲で落ち着きそうな状況です。
三原谷のイベントの方は、たぶんこの1両日あたりで準備会議が開かれて、実行委員の皆さんも本腰が入った所だろうと予測しています。
久々に、「忙しくなってきたぞぉ〜」と実感している今日この頃です。

その、三原谷で石彫ワークショップの企画を持ち込んでみたら、さっそく反応が帰ってきました。
彼の地にも、福光石に似た凝灰岩があるようで、ひところは採石場もあったような話でした。
「青井石」という「青い石」(まぎらわしい・・)だそうです。

先日、展覧会へ石彫を出品してくれる坪内さんが、熊本城の下から採れる石の話をしてくれました。
昔は、採石のための発破をしても、当然何の問題もなかったのに、近年になって周辺が新興住宅密集地に様変わりしてから、結局発破作業が出来なくなって、採石不能になったそうです。
石彫仏師の彼は、そこで採れる石がとても気に入っていたそうですが、もうその石を使うことが出来なくなったと残念がっていました。
人間の身勝手な慢心の醜さを見てしまったようで、気が重くなってしまいます。

石見銀山での現代彫刻小品展へも、たくさんの石彫作家から彫刻を出品して頂きました。
島根県の東の端、あの安来節で有名な安来(やすぎ)でご活躍の近田さんもその一人で、今回は、大理石を彫って磨いた抽象の彫刻を出品していただきました。
一見、「石は重くて固いものだ!」と思われる方も多いでしょうが、それが彫刻に変わることで、とても柔らかく感じたり軽く感じたりして見えたりすると、それはそれで発見であったりもします。
そのあたりにも石の魅力があるのではないでしょうか?

近田裕喜 2011年作  breath(ブレス)

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