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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

今は昔 

2012/09/19
Wed. 08:27

10年ひと昔・・といいますが、早いもので東堂さん夫婦の万善寺経営が難しくなりはじめて、多方面にご迷惑をかけるようになって、「もう、これまでか・・」と、腹をくくってフリーターオヤジになってから、気がつけば5年が過ぎて6年目が終わろうとしています。

フリーになったことだし、それまで思い描いていたアレコレを、少しずつ実現しようと準備をし始めた頃、知人の会社の起業をお手伝いすることになって、経営理念などを相談しながらコツコツと文章化したり図式化したりして、刷り物に置き換えてまた修正してと、睡眠時間も惜しんでそんなことを繰り返していたら、自分の目標が次第にかすんできたので、これはいけないと思い直してギャラリーをささやかに開店し、石見銀山の町並みをそぞろ歩きの観光さんと、当たり障りのない会話を楽しみながら、手仕事のデスクワークなどをして、ワイフも何かと後押しなどしてくれて、これで何とか軌道に乗せれば、そのうちひと山の頂上あたりが見える時が来るだろうと、オヤジなりの期待もあったりしたところ、東堂さんの病気が思わしくなくなってきて、結局通院の御供が必要になって、そうこうするうちに宗教法人のテコ入れが厳しくなって、宗門の事務処理が複雑になって、肉体の衰えに気力の減退が加わった東堂さんではどうにも対応できなくなって、アレヨアレヨという間に住職交代の方向に傾きはじめ、その間に幾つかの研修や書類申請などを繰り返し、総会の会場当番が回って来たりして、気がつけば代替わりして3年目のお盆が終わったところ。

今年は、お盆前から体調を崩した東堂さんの具合が快方に向かないまま秋になろうとしています。
ここ数週間は毎日の通院が続き、そのような寺暮らしの日常が普通になりはじめています。
なかなか自分の思うように世間が順応してくれなくて、生き抜くことの難しさを感じています。
このままズルズルと寺暮らしにはまったら、それこそ収入の道が完全に途絶えてしまうので、何とか新道を開拓しなければいけません。
東堂さんも、具合が好転しないまま、現状の暮らしにだんだん慣れてきた頃だし、このあたりで生活の本拠地を石見銀山へ戻す算段を始めようと思っています。

寺の営繕も、最近では東堂さん夫婦の手に余るようになって、色々なところで不具合が生じています。
そのままにもしておけないので、彼らの目を盗んでは、コツコツと過去のいらないものを処分して身軽にしつつあるところですが、遅々としてはかどらないので、それも気長に取り組むしかないなと気持ちを切り替えることにしました。

そんな中、見つけ出したおよそ80年ほど前の万善寺の写真。
万善寺のちょっとした祈念法要や仏事に、これだけの人々が集まるほど、にぎわった時代もあったようです。
今は昔の古き良き時代をそのままつぶさに見て育った東堂さんには、現在のようにお参りも一ケタで終わるほどの時代に変わろうとは想像もつかないことだったでしょう。

IMG_5409.jpg

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